◇青少年育成活動
武道を通じて青少年の
心身をたくましく
◇更生保護事業
保護観察対象者を心正しき社会人に
◇難民救済運動
世界各地の難民に物心両面の愛の手を
財団法人
   日本武道振興会
理事長 川上道大


高松刑務所の移転を進めよう

 収容者の生活を良くし、教育
効果を高めるため、高松市内
にある高松刑務所を、自然豊
かな環境の良い土地へ移転し
、近代的な建物を新築してくだ
さい。
 跡地は、高松市勢の活性化
を図るために活用させていただ
きます。

 高松刑務所の移転推進会
 事務所・四国タイムズ社内




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香川県健全企業振興会

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協同組合
香川県健全企業振興会

 不透明時代の水先案内人
 をつとめさせていただきます。
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 ご活用ください。




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香 川 興 産 (株)

丸亀・土器
TEL(代)0877-25-5551













平成16年12月5日 (日曜日)  第4848号 第3種郵便物認可 (昭和22年8月22日)
発行所  四国タイムズ社
〒761-0104 香川県高松市高松町944-4
電話087-845-6141
編集発行人 川上道大(みちお)
郵便振替 01650-6-25335  


香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その21)
事件番号・平成15年(わ)279号が、
捜査放棄のすべてを語る
本紙への鉄パイプ襲撃 
犯人の替え玉事件に発展か
ヤクザ・二つのタイプ 
     神戸地裁で使用者責任の公判始まる
バカラ賭博で7人逮捕
サイコロ賭博では、目こぼしの疑い
冤罪捜査が自殺にまで発展
日本の精神文化を取り戻せば犯罪は減る
自治労国費評議会が、ウラ念書を破棄
井竿助役のウラ念書が、市の財政難を招いたのか
古武士・兼元徳二からの遺言 (2回目)
直島には核燃料廃棄物はいらない
井竿助役、年齢70才
市職労委員長が30年も市政を操る



■ 『讃岐大改革』の胎動に耳を澄ませ!
    香川の夜明けは、Xデーで始まる 若林組の襲撃が、改革の糸口に


 警察庁、金融庁、そして法務省主導の我が讃岐≠ノ対する大改革の根回しは、いまや完了を迎えつつある。
この密かで静かなる鼓動を体感していた人ならば、確かに待ちに待ったXデーが目前になったことを、諸手を挙げて喜んでいるに違いない。

 しかし、多くの人は、この鼓動どころか、かすかな気配すらも感じていないはずだ。
 それは、当然なのである。


 この前代未聞の大改革について、全ての関係機関(行政、司法、もちろん立法(即ち政治というべきか))は、誰にも、ある時は内部の者にも気付かれずに、このオペレーション(作戦)を進行させてきたからである。

憲法が定めるところの三権分立の全ての機関が、実は、このオペレーションにおいてスクラムを組んでいたという事実は、大袈裟でなく天地ひっくり返るほどの驚きがある。


しかも、関係機関の間において、連動出来るところは連動しながら、あるいは連動出来るところでも敢えてそれをせず、文字通り虎視眈々と、時期を睨んで動いてきたのである。



  社主に対する銃弾と鉄パイプが改革のキッカケ

それが今、現実の鎌首を擡げ始めてきたのだ。

「最大のキッカケは、イヤ、もう言うまでもなかろうが、四国タイムズの主張に基づいて発生した、云われなく撃ち込まれた銃弾、振り翳された鉄パイプ、だ。

そして人権を玩弄した最高裁の判決、これらが相見えて、讃岐大改革≠ェ行われていくわけだ」。

 ここまで来て出てきたこの警察庁幹部の言葉は、実に重い。

 ここでおさらいであるが、このオペレーションは、現代社会の全ての階層をあたかも税関職員が使用している穀物等検査器(※全長数十糎、直径数粍の鋼鉄製円筒状の代物。

先の部分が斜め鋭角に切り落とされていて、それを検査対象の麻袋やなどに突き刺して検査をする道具である。

多くの読者はこれをテレビ等で見たことがあるに違いない)で突き刺しながら進められているのである。暴力団から警察、検察、そして行政のトップまで、という意味である。

このオペレーションでなければ、これだけの階層を突き刺し、貫くことなど出来はしない。そういう意味でも、

讃岐大改革<vロジェクトは、史上初の試みだと云われているのだ。今、この渦中にいることを決して失念してはならないのだ。

 「そういうことだ。もちろん、一般市民に対しては極力意識させないでコトを進行させては来た。それでもこれだけの大プロジェクトだ。その胎動を、部分的行動音を全く気付かせることなく進めるのはさすがに無理である。それでも遂にここまで来た。具体的に云うと、大きな転換に向ける起爆剤を発射するボタンの前に立つことが出来た。史上初のオペレーションの幕開けということです」(同)。



  何気ないところで頭角を現している改革

 実は何でもないところで、今ここで言われたような、

部分的行動音≠ェ、微かになったという事例もある。参考までにチョットばかり記してみよう。

 例えば、である。以下のような事態の中にも胎動はあるのだ。


警察庁は六日、香川県警本部長の岩瀬充明氏(48)を同庁長官官房総務課長に起用し、後任に同庁長官官房国家公安委員会会務官の沖田芳樹氏(47)を充てる人事を内定した。発令は二十日付。

新本部長の沖田氏は一九八一年警察庁採用。警視庁警備第一課長、同庁第一方面本部長、愛知県警警務部長などを歴任。〇三年一月から警察庁国家公安委員会会務官を務めた。東京都出身。東大法学部卒。警視長。(四国新聞より参照)

※青字は本紙が付けた)。

 沖田氏が就任したことはこれで判るが、この人物の経歴の中で最も注目されるのが、太字の部分である。

 「余り種明かしをしてもこれは業務上良くない。ただ、この人事は確かに定期と見られるがそれ以上に、讃岐大改革≠フ意味を含んでいるんだ」(同)。

 非常に期待出来る話なのである。

 あるいはこう言うこともある。

 香川県は二十二日、有権者から香川県の行財政改革への意見を聞く「香川県行財政改革推進会議」(議長・植木英治香川大教授)を開いた。

委員からは香川県の行財政改革計画について、社会情勢の急激な変化に対応し、数値目標などを柔軟に見直すよう求める意見などが出た。

同会議は、改革の指針となる香川県行財政改革推進プラン(二〇〇三―〇七年度に意見を反映させるため〇二年に設立)の基に大学教授、公認会計士、ボランティア団体など、委員八人が出席した。

 会議では、児童養護施設の民営化、駐車場管理財団など二つの外郭団体の廃止など本年度の現状のほか、指定管理者制度の検討状況を報告。十月に発表した財政再建策の概要も説明した。

 委員は県と市町、民間との役割分担、指定管理者制度の導入を積極的に推進するほか、「午後五時に県庁舎をすべて消灯するなど、香川県民の目に見える形でシンボルとなる取り組みを進めることが必要」と求めた。(11月23日付四国新聞)

 この何とも無味乾燥の発表記事にも、大改革の痕跡がある、というのだ。

 「まあまあ、一見退屈なこういう記事でもチョットばかり改革のエッセンスを盛り込んでいるんだ。これを見逃さないでくれよ…」。



  『公平なる人事』と埋もれていた行政の闇

 こう言いながら、この警察庁幹部は、前記記事内太字部分(本紙記入)をなぞりながら、次のような解説をしてくれた。

 「駐車場管理財団、というのは実質、若林組が牛耳っていたものだ。これもこの先すぐに事件化していくはずだから、ここでは多くは語らないが(語れないが)、これは県から幾重にもカバーが掛けられる形でちゃんと若林組に資金が落ちるシステムが出来上がっていたんですよ。だから、廃止する。

 次ぎに、指定管理者制度の制度をこれからもっと盛り込んでいく。これは簡単だ。あくまで公平なる行政が行われるために、出来るだけフラットな人事を行いやすいようにシステム化する、ということです。これはたとえだが、例えばだ、四国タイムズの社主を指定管理者制度の人選を行う地位に就いてもらう、ということですよ。公平な人事が行われないと、今のような歪な権利構造になってしまうからね。特に知事などに集中している権益を分散化するにはこれほどいい手立てはない」(同)。

 実に分かり易い解説ではある。それにしても、これだけの布石がすでに人知れず敷かれているのである。驚くべき進捗という他はない。

 「それだけ、この改革に対する意欲が関係機関の間で横溢している、ということだ」。 何回でも書く。

讃岐の大改革は、すでに実行されているのだ!



■ 四国財務局の業務改善命令は、
    「こそ泥捕まえて、大泥棒を逃がす」


四国労働金庫(本店・高松市)の元職員による多額の詐欺容疑事件に絡み、金融庁と厚生労働省は12日、法令遵守態勢の確立を求める業務改善命令を出した。同労金は昨年九月にも裏金問題で命令を受けているので、一年二ヵ月目に二回目の命令を金融庁から受けたことになる。

四国財務局の説明によると、同一機関が二年連続で命令されるのは四国では初めてという。

さて、三ヵ月前の八月、四国財務局が愛媛銀行に(金融庁へは相談無し)出した業務改善命令はどうなっているのだろう。

四国労金が二年連続で命令されたのが四国で初めてであれば、近く金融庁から愛媛銀行に業務改善命令が出されたら、同一機関が一年内に連続で命令されることになるから記録を更新するのは間違いない。

いや、更新の前に司直の手が入るかもわからないので、本紙も調査を続行する。なにしろ四国財務局は高松にある。



 
「我以外、皆師」愛媛・香川銀行、阿南信金は何学ぶ

四国財務局でなく金融庁が、四国労金に出した改善命令には▽役職員の不詳事件再発防止に向けた意識の醸成▽営業店における相互牽制体制の充実・強化▽人事管理の見直しーなどに関しての内容が盛り込まれている。

これから学び取れるのは何か。

危機管理意識が、情報の活用に目覚めさせ、自浄努力を積極的に進めていくのではないだろうか。

残念なことに、四国財務局、香川銀行、愛媛銀行、阿南信金には情報の活用という最も大切な事が欠落している。

これら金融機関が、四国タイムズを「受け取り拒絶」で、毎回送り返してきたことがそれを物語っている。


▽本紙9月5日号から引用

「愛媛銀行に何があったのか

四国財務局、業務改善命令に目こぼしの疑い」

…先月中ごろ、香川銀行のOBですがと前置きして、本紙に次のような電話があった。

「ウチは金融庁から改善命令があったのに、愛媛銀行の業務改善命令は、なぜ四国財務局から出されたのか。…

 改善命令が出された十日ほど前、湯築支店で六,七千万円の不祥事があり、福井課長が自殺した。

…それに愛媛パートナーエージェントという、愛媛銀行の系列会社の「高塚社長」(一色会長と義兄弟)も不祥事を起こしていると聞く、どうしてこれら二件の不祥事が改善命令の対象にならないのか。それに香川銀行の場合は末沢頭取が責任を取って辞めたのに、愛媛銀行は会長も頭取も居座ったままである。四国タイムズさんは香川銀行を追及しているからこのあたりは調査できるでしょう」。

…一瞬、戸惑った。しかしすぐに、愛媛銀行宛に送付していた四国タイムズが「受け取り拒絶」で送り返されていたのを思い出した。今までの経験から、送付した四国タイムズを執拗に受け取り拒絶するこだわりが、「愛媛銀行になにかある」と直感した。

香川銀行への金融庁からの業務改善命令。愛媛銀行への四国財務局からの業務改善命令。この違いはなにか。

金融庁からの返事、

「業務改善命令は、金融庁からでも、四国財務局からでも出せます」。

愛媛銀行湯築支店に電話、

「福井課長お願いします」

女性受付嬢が、「いません」

「いませんと言っても、七月中旬ごろ、福井課長から電話を下さいと連絡があったのですが」

すこし待ってください、と言って電話を保留。しばらく待たされた後、

「福井課長は、心不全で七月二十七日に亡くなりました」。

▽朝日新聞11月10日付引用

「愛媛銀課長9400万円流用

遺書残し7月自殺 銀行公表せず」

第2地銀の愛媛銀行(松山市、中山紘治郎頭取)の支店の担当課長が顧客の預金などを不正に引き出し、今年7月に自殺していたことが、朝日新聞の調べでわかった。

 引き出した額は少なくとも約1億円に上ると見られる。

…死亡したのは松山市内にある支店の40代の課長。松山市北部の山中で7月27日、首をつっているのが見つかった。流用を告白する同行当ての遺書が残されており、松山東署が自殺と断定した。…。

自殺と断定するのはまだ早いのではないのか。再発防止には、なぜ死んだのかを問題にすべきである。

▽本紙平成10年5月号

「さぬき荘(財務局施設)に横領疑惑 容疑者は自殺した」

自殺した支配人唐渡氏は約一億円を横領したことになっている。

愛媛銀行の福井課長と財務局の唐渡支配人の自殺は、そもそも何であったのか。



  阿南信金佐竹理事長、最後のあがき

阿南信金の改革を真剣に考えている集まりに、「阿南信金を見守る会」がある。

その会長は、信金の監査役も務めたこともあり、内部事情に明るい鈴木氏である。

五月二十三日、「阿南信金を守る会」の鈴木会長が、阿南信金の現役理事である藤坂菊市氏を、守る会顧問の朝山宅に連れて来た。その鈴木会長と朝山顧問から、藤坂理事は確認書を突きつけられたのである。

確認書とは、本紙11月号で掲載した「阿南信金の理事が、お互いに不法行為を追及しないという事を確認するために署名・捺印した証書」をさす。

さすがの藤坂理事も、自らの地位を悪用して犯罪に手を染めたことに観念したのか、

「辞表でも何でも出す、どうしたら助かるか(逮捕されないか)、佐竹理事長も一緒に辞めさす。これから、佐竹とこに行って説得もしてくるから、許して欲しい」ということになった。

翌日、「昨日の話は、無かったことにしてくれ、佐竹の親戚に大蔵省の官僚がいて、その官僚の同期に東京地検特捜部の検事がいるとの話やから、その検事に頼んで、もみ消してもらうから大丈夫やと、佐竹が言いよる。佐竹もこっちも、もう辞めん……」。

とんでもない話ではないか。

小泉総理が掲げた「聖域なき構造改革」。来年四月からは、待ったなしでペイオフ開始である。阿南信用金庫の特別扱いは許されない。

佐竹理事長や、藤坂理事が不法行為を犯せば司直が捜査を開始するのである。

佐竹理事長が藤坂理事に言った、親戚の官僚が、東京地検特捜部の検事に頼んでもみ消してくれる、とは言語道断ではないか。

佐竹理事長の親戚の大蔵省の官僚は誰か? 東京地検特捜の検事は誰か? 

本紙は佐竹理事長が自身の不法行為を逃れるために、東京地検特捜部検事の名前を勝手に借用した疑いもあり、また、検事の名誉のためにも調査を試みてみた。

その調査によれば、佐竹家の一族には大蔵省務めや東京地検特捜部に知り合いはない、であった。念には念をで、佐竹家との養子縁組み前の中西家に尋ねても、やはり該当する人物はいないという。

後藤田正晴元副総理や岩浅阿南市長の名前まで悪用するとなれば、本紙は黙って見逃すわけにはいかない。



■ 愛媛銀行湯築支店の横領自殺事件
      本紙のスクープを見て投書

先月、強烈に、愛媛銀行の改革を望んでいると思われる男性から投書があったので紹介する。


貴紙が九月号にて報じた、愛媛銀行の湯築支店の福井課長の横領自殺は、全国紙の知るところとなり、紙面に記載され、又地元地方紙にも取り上げられたのは貴紙の慧眼を証明するものと確信する。

しかるに、今回の事件は、一課長の横領発覚による覚悟の死ではなく、共犯、受益者に銀行幹部を含む可能性があり、福井課長の死は、教唆された疑いがある。

使途の不明金が多額であり、銀行は解明の努力が本人死亡のため、調査困難とし、家族や親に損害賠償をなすりつけるつもりである。事実、横領の開始が六年前からであったにもかかわらず、二年前と歪曲し、事件の発覚を監査部への移動前に隠蔽してしまった。明らかに特定の誰かへの波及を阻止している感がある。

また、頭取を含む幹部は今回の多発する不祥事の責任をすべて行員のモラルの低下の仕業とし、自らは顧みることもなく、貴社記事掲載後は、行員全員に「行内情報の守秘に関する誓約書」を書かす等、卑劣、愚劣なる行員の締め付けを行い、組織内の特定幹部の利益確保と保身を、銀行の信用維持と行員の生活を守るという問題にすり替え、卑怯、卑劣、偽善ぶりは、天も許すはずがない。

隣県の貴紙ではあるが、今回の事件をいち早く報じ、関連会社である愛媛パートナーエージェントの役員不祥事まで知り得た以上、マスコミに席を置く者として正義を標榜するからには、福井課長の死の陰で、私利私欲をむさぼる似非幹部に、貴紙によって、正義の天誅を下さんことを真剣に望みたい。

願わくば、貴紙記者自らが銀行幹部と面談、及び事件があった湯築支店を来訪されることにより、本件の根の重大さを認識できることを信ずる。

又本件の横領自殺は、貴紙の報じた別件、元支店長であり別会社の幹部の不祥事とも、最上部でつながる可能性も大である。

全国紙も引き続き調査取材中。

我、一介の行員なれど、欺瞞と自己保身で私利私欲に満ち、更に行員を愚弄したる似非幹部を許せず。貴紙が、真の義士、国士なれば、真実の解明と天誅を望むものなり。

筆名 磯部浅一



■ 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その21)
    事件番号・平成15年(わ)279号が、捜査放棄のすべてを語る

 
本紙川上の家族同乗車が、平成十二年一月十九日夜、若林組組員・森組舎弟から、鉄パイプ襲撃された。

香川県警捜査二課津島次長、同捜査二課横田課長補佐が、その殺人未遂事件を三年で時効になる器物損壊と暴力行為罪で扱っていたのである。もちろん、賄賂(利益供与)が効いていたことは言うまでもない。

     

 三年が経過した昨年六月二十四日、香川県警は若林組の川井、西岡、木村の三名を逮捕した。

容疑は車の窃盗である。真犯人逮捕を強く望み、被害者でもある本紙川上が一向に諦める気配もなく、本紙に腐敗警官の記事を書き立てられるので、諦めさす意味で逮捕したのが真相ではないだろうか。

さらにその意味は、利益供与されていた腐敗警官が、事件から三年過ぎた時効成立後、五年時効の窃盗容疑でお茶を濁し、殺人未遂罪を車の窃盗罪に切り替えて捜査したという便宜供与でもある。



  本紙への鉄パイプ襲撃 犯人の替え玉事件に発展か

どっこいそうは問屋が卸さない。

若林組と腐敗警官の魂胆はすでにお見通しである。そのために時効成立前の平成十四年二月二十八日、鉄パイプ襲撃事件を殺人未遂罪で告訴していた。助言してくれたのは、高松地検次席検事を経て大阪高検公安部長に籍を置いていたこともある三井環氏。

いよいよ次の舞台に移る。

先月号に掲載した「鉄パイプ襲撃事件、不起訴の意味」がここで大きく意味を持ってきた。というのは殺人未遂の告訴さえなければ鉄パイプ襲撃事件はすでに終了である。腐敗警官が便宜供与した贈り物、すなわち「器物損壊・暴力行為」の三年時効が成立して、被害者である本紙川上が、いくらわめこうが、叫ぼうが後の祭りである。



  ヤクザ・二つのタイプ 神戸地裁で使用者責任の公判始まる

車の窃盗容疑で逮捕された山口組若林組の川井、西岡らが、その車を使って、本紙川上家族を鉄パイプで襲撃した事も認めた。本紙川上らは、それを受けて九月二九日、五代目山口組渡辺芳則組長、二代目若林組篠原重則組長、同森組森隆組長、元若林組広沢こと黄津一を被告に、使用者責任の裁判を神戸地裁に起こした。

山口組五代目の使用者責任を提訴した過程で、ヤクザの生き方について二つのタイプを知ることになった。

本紙の提訴の目的は、繰り返し報じてきたが、鉄パイプ襲撃で、替え玉犯人ではなく真犯人に自首させること、それもその時、香川県警腐敗警官も抱えてである。

しかし、本紙川上が予定していなかった展開になった。

というのは、若林組・近藤秀三郎元副長が、七月二十三日高松刑務所に収監される前、ある程度ヤクザの生き方について聞いていたからである。

近藤秀三郎氏が、若林組広沢から依頼された香川県警腐敗警官に冤罪捜査で逮捕されたとき、(富田宅に発砲)

「警察と組んで、でっち上げ逮捕させなくても、『警察とのつきあいの中で、それなりの立場の者で仕舞いしなければならないから、近藤、ひとつ組のため辛いけれど懲役に行ってくれんか』と若林組長から言われれば務めに行くこともやぶさかではない」

本紙はこのイメージを描いていたのである。

具体的には、二代目若林組組長が、実行犯の組員らに指示して「腐敗警官の逮捕」に協力させ、五代目山口組の渡辺組長に使用者責任が及ぶことは、絶対に避ける、であった。

 ところが十一月四日、神戸地裁でおこなわれた一回目公判に提出された、若林組・被告代理人の答弁書では、

「一,原告らの被告篠原重則及び同森隆に対する請求をいずれも棄却する」であった。

棄却して争うとは、五代目山口組渡辺組長が使用者責任を問われてもしかたがない、ということに他ならない。

一体どうなっているのだろう。

先月十二日、最高裁から五代目に対して使用者責任が認定されることとなった、わずか一週間ほど前の話ではないか。この最高裁の判決があった後、マスコミ記者からの問い合わせが本紙川上に複数件あった。五代目山口組組長の使用者責任訴状を取り下げていなかったらどうなっていたかと想像するだけで…とする。間違いなくマスコミの餌食になっていたのではあるまいか。

盛力健児会長との話し合いの光景が、いま、目に浮かぶ。

「ワシらの五代目を、マスコミの餌食にさすわけにはイカン…、川上さん、なんとか渡辺五代目の分、取り下げしてくれんでしょうか」

「家族を巻き込んでの襲撃犯を許すわけにはいきません。それに、公務員が腐れば、日本が滅びるという信念の基、若林組広沢から毒饅頭を喰らった警官をこのまま放置するわけにはいきません、…」。




■ バカラ賭博で7人逮捕
    サイコロ賭博では、目こぼしの疑い

 
先月十四日付四国新聞の

「バカラ賭博で7人逮捕 経営者ら 県内で初摘発」 が目を引いた。

丸亀署、琴平署、県警生活環境課は十三日、丸亀市内でバカラ賭博を開いていたとして、賭博開帳図利などの疑いで、カジノバー「Toni One(トニ・ワン)の経営者…県警によるバカラ賭博の摘発は初めて。

一方、五年ほど前の平成十二年二月十日付大手新聞を見てみよう。本紙家族への鉄パイプ襲撃から、わずか三週間後のことである。

「とばく開き数百万円稼ぐ

容疑の組員や客7人逮捕」

県警捜査二課と高松北、高松南、丸亀署の合同捜査班は九日までに、知人の空き家を使って賭博を開いたとして、賭博開帳図利の疑いで、丸亀市幸町、指定暴力団組員、松本聖司容疑者(49)を、賭博開帳図利ほう助の疑いで、…それぞれ逮捕した。

どこにも当時の若林組篠原若頭や宮川幹部の名前が見当たらないではないか。

ないはずである。

逮捕令状が出ていた二人は、若林組広沢が手配して、腐敗警官に「目こぼし」させたからである。

この賭博容疑者逮捕の直後、若林組宮川幹部が、近藤秀三郎副長に、「オジキ、広沢のオッサンは大した者(モン)やで、逮捕令状が出てるモンでも、もみ消してしまう。胴元であった篠原も一緒に…、助かった」と言っていたのである。今でも、若林組を引退したということにして、宮川幹部にヤミ金融やシャブの卸をさせているというから、広沢と津島警視や横田警部の癒着が窺い知れる。



■ 冤罪捜査が自殺にまで発展
      日本の精神文化を取り戻せば犯罪は減る

 
捜査放棄と冤罪捜査シリーズで登場する人物に、山口組二代目梶原組の元若頭していた近藤秀三郎氏がいる。
近藤氏は、十六才でヤクザの道を選んだ。いわゆる任侠道ヤクザを志した人である。

その近藤氏が組長をしている籐正組に、六車・通称「ロクさん」という、若頭がいた。

平成四年、事情があって近藤氏は若林組副長で迎えられた。もちろんロクさんも若林組幹部に座った。悲劇はここから始まったようだ。

本紙川上が、平成六年、ロクさんと国際ホテルで最初にあった時、

「あんたがロクさん、地元では、なかなかええ男や、と聞いてますよ」であった。

そのロクさんは、平成十年八月、神戸三宮で電車に飛び込んで自殺した。

自殺する直前、香川県警から指名手配を受けて逃走していた近藤氏にロクさんから電話が入った、

「親分、なんでワシに隠し事するん、ワシが指名手配を打たれてたのを、どうして教えてくれんの、篠原がワシに言いよった『あんたの親分、どうしてあんたに指名手配が出てるのを、知っとって教えんのかいな、冷たいのとちゃうか』、こない言われたら、親分のこと信じられんようになった」

「アホ、なに言いよんじゃ、俺がそれ知っとって、おまえに教えんはずないがー…、おまえは疲れとるけん、俺が明日、迎えに行くけん、酒でものんで寝てしまえ…」

「親分、そうやろな、親分がワシの指名手配知っとって、教えんわけない…、…」

これが籐正組近藤秀三郎組長と六車若頭の最期の会話であった。親分子分で、こんなに残酷で悲しい場面はない。

両者とも、広沢が腐敗警官に請け負わせた冤罪捜査による指名手配ではないか。

どちらにしても、香川の改革には、広沢と腐敗警官を許すわけにはいかない。

なぜならそれらの逮捕が、真相解明の糸口になるからである。



■ 自治労国費評議会が、ウラ念書を破棄
      井竿助役のウラ念書が、市の財政難を招いたのか

 
社会保険庁と同庁地方職員の多くが所属する自治労国費評議会が、組合員の不利益とならないよう交わした覚書をすべて破棄することで合意していたという。

労使間の覚書は確認できただけで百件を超えており、システム見直しなどの業務変更や新施策を行う際などに、所属職員の不利益防止を目的に締結されてきた。都道府県の定員見直しや都道府県をまたぐ定員異動の規制など人事権にも踏み込んでいるほか、勤務評定や業務の指揮権を縛る内容のものもあり、有識者から「越権行為の悪習が多く、改革の足かせになりかねない」などの指摘が出ていた。

 社保庁職員は厚生労働省のキャリア、本庁採用、地方採用の三層構造で、覚書は硬直化した組織の象徴ともされてきただけに、破棄で組織改革に弾みがつくものとみられる。

高松市の改革にこの「弾みの波」を利用しない手はないではないか。

 なぜなら、高松市の権力構造は二重になっており、高松市民が選んだ市長や市議会議員は舞台上の出来事である。

実質、物事が決められているのは舞台裏の井竿助役と言っても過言ではない。すなわち高松市職員組合委員長であった井竿氏が、脇市長を誕生させ、増田市長をも創ったからである。

まず高松市がなぜこれだけ閉塞状況に陥っているのか検証する必要がある。平成八年九月号の本紙から、

「増田高松市長の公金バラまきか 

ウラ念書を書くのもお好き」

高松市営屠殺場が、高松市御坊川沿いから郷東川の北西側に移転される。

これに伴って、増田市長が弦打漁業協同組合に対して、五億五千万円という漁業補償を支払ったようである。

対象は郷東川尻で行ってきたノリ養殖であるが、市民感情からすると、高すぎるのではないか。

増田市長は、初当選直後から、すぐに、次回選挙のためか、派手に公金をばらまいているという噂が、これもその一つか。

公金バラまきによって迷惑するのはいうまでもなく、まじめに税金を納める市民。高松市は、市民税が同じ規模の他市に比べてかなり高いことは本紙の調査でわかっている。

また、増田市長は公表することができない、いわゆる

「ウラ念書」を出すことがお好きなようだ。

 その最たるものが、先の市長選挙の時に、高松東部運動公園の大規模工事を任せてやると、これをエサにして県建設業協会高松支部(支部長は村上組社長)と高松建設業協会にウラ念書を渡して市長選挙を大々的に応援させたという。

それ以後、増田市長と村上組社長ら土建業界幹部の癒着が続いているようだ。疑惑の影もちらつく。

さらに、同和問題でもウラ念書を書いているという。

なお、新屠殺場の用地については脇前市長の疑惑が絡んでいるという噂がある。調査したい。

このように、公金のバラまきとウラ念書を書くことがお好きで、土建業者と癒着する増田市長のもとでは、市民生活がよくなるはずもない。

増田市長当選直後の四国タイムズ記事である。

脇市政六期二十四年、増田市政三期途中、井竿助役は一貫して、三十年に余って、市長側近として市政権力を牛耳っていたのである。

捜査関係者からおもしろい話を聞いた、紹介する。

「井竿助役市政が長く続くということは、議会も右翼も、暴力団とも上手く付き合っているということですよ」

なるほど、と頷ける。

本紙川上は、いまだに市長室に入ることができない。

井竿助役は、「ウラ念書」もここらで破棄して、高松市民のために引退してはどうだろうか。



■ 古武士・兼元徳二からの遺言 (2回目)
    直島には核燃料廃棄物はいらない

 
本年八月号の囲み記事に掲載した、

「古武士・兼元徳二からの遺言 直島には核燃料廃棄物はいらない」

正義を愛し、直島を愛した男が亡くなった。気骨ある古武士であった。

四,五年前に何回か電話を頂いたが、なぜか直接会えなかった兼元さんと、今年に入って、何度も会うことになった。会うところは、いつも多賀町の喫茶「彩花」である。

兼元さんは、いつも、お抹茶を注文され、私もご馳走になった。話の筋にぶれが無く、目が非常に澄んでいた。すい臓の大手術をした後なのに、こちらに気を遣わせないような人であった。

六月に入って連絡が通じなくなった。中央病院に入院していたのである。

六月二十九日、ジャーナリストの斉藤真氏と共に見舞った。

鼻と、腹に管を通していたがベットに座っての話である。

七月五日、中央病院へ一人見舞ったのが最期となった。

兼元徳二、平成十六年七月十三日二十二時、死去。

兼元さんが本紙川上に、遺言のように言っていたことが肌身に感じるようになってきた。ザッと並べてみる。

産経新聞10月29日付 「三菱地所など捜索土壌汚染隠し販売容疑」

四国新聞10月31日付 「漏水からヒ素、セレン環境基準の20―16000倍下水道へ流される」

朝日新聞11月4日付 「能勢ダイオキシン『理解得られる』虚偽報告 品川移送で施設組合」

朝日新聞11月5日付 「基準超えるダイオキシン排水 海に放流の可能性 豊島で県 推定値に誤差」

 

先月、大阪府警の家宅捜査を受けた三菱マテリアルの執行役員が、報道関係者の取材に「汚染の認識はあった」「伝えなかったのは会社の判断」と話し、汚染隠しが事業主の同社と三菱地所の会社ぐるみだったことを認めた。

これらは、大手新聞に書かれた記事である。

兼元さんは、このような事態になることは、すでに、見抜いていたのである。



■ 井竿助役、年齢70才
    市職労委員長が30年も市政を操る

 
先月二十五日の昼過ぎ、なにげなく、高松市民会館の解体を終えて最終段階に入った造成工事を見ていると、入り口付近に敷き詰められていた、まだ痛んでない敷石平板(約200u)を、ユンボ重機でガラガラと砕き集め、廃棄物の扱いにしようとしている。
今、県市ともに財政難で喘いでいる最中でないか。

それも解体工事そのものが大手ゼネコンである清水建設が談合で落札したと本紙が指摘していた現場である。

本紙川上はいた堪らず、現場に飛び出し、ユンボ重機に向かって叫んだ、「敷石(平板)を壊すのは止めろ…」。

その足で市長室に駆け込んで、「市長に会いたい、いなければ井竿助役…」

市長も助役も留守であったので秘書課長らとのやり取りとなった。最終的に秘書課長からでた言葉は、

「市長も助役も川上さんとは絶対に会いません」。

高松市政の現状である。

官民の協力態勢で財政難を乗り切っていこうという姿勢が全く窺えない。

四,五日して、偶然エレベータ内で井竿助役にあった。

本紙川上から井竿助役にこれ幸いと口火を切った。

川上:「絶対、会わないそうですね」

井竿:「何も聞いてない」

川上:「脇市長さんの時代から権力の中枢にいるから長すぎるのと違いますか」

井竿:「いいかげんで(助役を)降ろしてくれたらええ…」

川上:「責任もって辞めてもらうように努力します」

この井竿助役の驕りは、どこから来ているのかを突き止めるのは今後の課題にする。

それよりも、本紙川上の怒鳴り声が、約200uほどの敷石平板を建設廃材として扱われることなく、設計変更して再利用されることになったことは素直に喜びたい。納税者が納めた血税は、一滴たりとも無駄にしないという心構えを持ってもらいたいものである。






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