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理事長 川上道大


高松刑務所の移転を進めよう

 収容者の生活を良くし、教育
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、近代的な建物を新築してくだ
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 跡地は、高松市勢の活性化
を図るために活用させていただ
きます。

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         平成15年3月5日 (水曜日)  第4827号 第3種郵便物認可 (昭和22年8月22日)

発行所  四国タイムズ社
〒761-0104 香川県高松市高松町944-4
電話087-845-6141
編集発行人 川上道大(みちお)
郵便振替 01650-6-25335        


いま、検察改革。まさにその時
金融庁、香川銀行に業務改善命令
いこいの里建設疑惑を究明しよう
談合情報
漁業補償の五億五千万円の賠償判決は妥当
池田県議、農協からの借金はどうなるのか
讃岐路あちこち

本四橋通行料金、二八%引下げ案
山火事で緑を失った本島で植林
レジャー施設存続
凧揚げ大会
定期観光バス
総本山善通寺の大会陽
寒風突いて二七一四人が競う
豊中町長グループが仁尾町にも進出か




 
■いま、検察改革。まさにその時
   やくざがらみの巨悪陰謀をあばく
            正義はどこへいったのか

 正義の体現者だったはずの検察はどのようにして『汚濁』のなかに嵌りこんでいったのか。
三井環前大阪高検公安部長の逮捕事件から検察のあり方を問うてきた本紙がさらなる検察不詳事の実態を掴んだ。
これは、驚天動地の実態を克明に描くドキュメントである。

三井前公安部長逮捕の「残像」

 
大阪高検前公安部長、三井環氏が、暴力団員と共謀して脱税を図ったかどで逮捕されたのが昨年4月22日。
この逮捕劇が、検察の横暴による極めて恣意的なものであるとの指摘は、この一年弱の間、多くのマスメディアでなされた。 本紙はその急先鋒として、検察という巨大な構造の歪んだ有様を「先駆け」の誇りを持って報じてきた。
多くの巨大メディアは呼応して追随した。 そして、これらの報道、指摘が現実をピタリと言い当て、問題を深く掘り下げていることは誰もが認めることろであろう。 まさしく、それは事実でだった。

「頂上作戦Y」の正体とは

 
『検察をマークしろ!』 こんな指令が密かに出された。 司令の発信者は、我が国最大の広域指定暴力団、山口組の直系組織である。 直系組織の中でも最大勢力を誇るその組の組長、桑田兼吉氏は、5年前、銃刀法違反逮捕された。 桑田氏は速やかに起訴され、非常な早さで審議は進行、今年に入って後は最高裁の審理を待つだけとなった。 一審、二審ともに同罪状としては、「満額」の7年が判決で出されている。 ここで同組織は、一計を案じた・・・。
 話はやや遡る。 そもそもこの桑田事件における捜査、そして裁判は尋常性を欠いていた。 警視庁捜査四課(暴力団担当)の現役刑事がいう。 「桑田組長の逮捕、起訴については全て警察庁や検察が主導的立場に立って行われたものだ。 これがどれだけ異常かはわれわれが一番感じている。 考えてみてもご覧なさい。 暴力団の捜査はうち(警視庁)だけでなくどこの警察本部でも担当捜査課が挙げて、そのうえで送検なり送致して、そこで初めて検察庁がでてくるわけですよ。 それを初めからうちら捜査四課は捜査から外して、なんと警察庁がいきなり出てきてサッサと検察に送致してしまった。 警察庁なんかが現場の捜査を行えるはずないじゃありませんか。 極端にいえば警察庁は桑田という大物を捕らえるために、事件を『仕組んだ』んですよ・・・・・・」。 確かに警察庁が実際の事件を捜査してそれを検察庁に送致するなどということは稀である。 ましてや暴力団組長の拳銃不法所持などという事件を検察庁が担当課の頭越しに手掛ける、などということは、まあ過去なかった。 何故、警察庁はそのような奇ッ怪なことを敢えてしたのか。 別の警視庁捜査四課ベテラン刑事がそこのところ解説する。
 「名付けて『頂上作戦Y』。 目下、肥大化した山口組壊滅の作戦を警察庁と検察庁がスクラム組んで取り組んでいるんだ。 なんでもいいいから事件を『でっち上げ』、次々に山口組系の親分格達を堀の向こうに放り込んでしまおうという寸法だ。 恐ろしく乱暴な話だが、サッチョー(警察庁)もケン(検察庁)もこれに本気になっているよ。 桑田さんはこの作戦の第1号としてひっくくられたわけだ。 オレは『でっち上げ』なんて過激なこといったが、実際、桑田さんはこの事件でその認知時(逮捕するとき)に肝心要の拳銃を持っちゃいなかったんだぜ。 これを『でっち上げ』といわずしてなんという・・・・・」。

 この一連の経緯は余りにも信じがたいかも知れない。 しかし、これは現実のようだ。 『満額』を喰らった桑田氏側があと数カ月後に出されるいう最高裁の判決を前にして、未だに『無実』の抵抗を示しているのもこういう背景を知っているからなのだ
(※事実、桑田氏無実のシンポジウムであるとか同様の主張をする単行本が出版されている。 こういう発言のなかにはいずれも警察庁や検察庁、あるいは裁判の歪んだあり方が指摘されている)。
 「私達はなにも司直に抵抗しているのでない。体面をどうこうしろ、などと言っているわけでもない。 司直のデタラメなところを指摘しているだけです」。 桑田氏に関係する暴力団幹部は静かにそう言う。

 いずれにしてもこの桑田氏の事件は検察や警察、引いては法務省の歪んだ体質を指摘する大きな伏流となっている。

ひとつ予期せざる『射殺』というできごと

 そして、桑田氏に対する司直の横暴と真っ向から対峙する勢力は、検察の幹部をマークし、そこで行動に出る。 それは冒頭記した日本検察至上の最大といってもいい『汚点(※これはあくまで検察側の汚点、という意味である。念のため)』となるであろう三井前大阪高検公安部長逮捕事件と奇しくも同時期に湧き起こった。
 そこで、桑田氏側は一計を案じる。 それは何か。 ある関係者が語る。 「検察の虚を突く。 突かれるだけの要素を検察は持っている。 三井さんの件がそうだ。 検察は身内の不祥事を糊塗するためにマルボウ(暴力団のこと)と手を握った。もちろんそれは桑田さんのところの者じゃない。 別の身内の者だ。 誰か判るね?」。 謎を残した言い方だが、それは合点承知である。 ここで言う、誰か、とは、三井事件の時に共同正犯として逮捕されたふたりの暴力団員のことである。 一人は、亀谷容疑者、もう一人は渡真利容疑者である。 この二人の暴力団員のうち、亀谷は、桑田事件で全て関わったものだ。 現在、三井事件において渡真利は、起訴され公判中。 保釈はされている。 一方の亀谷は、起訴猶予恩恵を受け、逮捕後わずか2週間足らずで『娑婆』に出ている。 しかし、亀谷は、その半年後の昨年十一月、とてつもない事件を引き起こした。 
 東京駅前八重洲で別の組の暴力団員を白昼、射殺したのである。 現在は、殺人のかどで警視庁中央署に身柄を勾留されている。 この射殺事件は、全て桑田事件にまつわるその後の暴力団員が起こした行動に起因している。 まさしく『虚を突く』その行動より派生したものだ。 ただこの射殺事件は誰も最初から想定していない。あくまで『ハネた』結果である。ハネたのは、言うまでもなく亀谷自信である。 水面下で蠢いていた特殊行動が大きくうねった瞬間でもあった。 とにもかくにも桑田側は、検察に対して奇想天外な策を打って出でいたのだ。

 ある関係者の話。 「桑田さんの不当逮捕、不当裁判をなんとか資するためにあるところで仕掛けが起きた。簡単に言えば、検察側に『実弾』をもって、買収に応じる、という仕掛けだ。 この仕掛けには、検察との貸し借りを有している者が必要不可欠である。 その役目を担ったのが亀谷である。 亀谷は、ハッキリ、三井事件において検察がでっち上げた芝居を主役級で演じ上げたんだ、恐ろしいことだが、これは本当だ。 出なければ亀谷を乗るか反るかの大掛かりな仕掛けに起用するはずはないでないか。亀谷に託された『実弾』は2億円。 そして、この『実弾』を手に亀谷は仕掛けに手を染めた。 あの射殺事件までは亀谷は順調に仕掛けを遂行していたんだ。 話は佳境に入っている。
 要するに、検察という機構は、二度に渡って暴力団と直接『汚職』を犯しているのだ。 三井事件における事件デッチアゲの一件、ここでは、暴力団員をデッチアゲ芝居の役者に仕立てた。 これは大阪地検並びに同高検が、『主犯』である。 
 そして桑田事件において『実弾』を暴力団組織から押戴いた。 ただそのなれの果ては亀谷による同志射殺事件で歪んでしまった。
 そしてここでは、大阪地検佐々木検事正、元大阪高検荒川検事長、加えて大塚大阪地検次席検事が、その『汚職』の担い手となった。 正義だけが支えているはずの検察が堕落した。 本紙川上社長は、その検察の長たる原田明夫検事総長の罷免請求を続けている。



■金融庁、香川銀行に業務改善命令
     大林会長、責任逃れを図ったのか

 二月七日、香川銀行が高松市役所において重大な記者会見を行った。 末沢光男頭取が、同行坂出支店で千五百万円の行金横領事件があったことと、同行岡山南支店で三百五十万円の小切手紛失事件があったことを発表し、末沢頭取は「横領を報告しなかったのは、若い行員の将来を考えて温情が動いてしまった。 ただ、実害がないため告訴はしない」釈明した。 しかし、ここに至っても香川銀行は真相の全部を語っていない。

 この手口は、行員がAさんのワク付きカードローンを使って千五百万円を引き出し、他の人の取引先のために使ったというのが実態である。 しかも、坂出支店はこの不正行為に対して行員が銀行を辞めるのなら告訴しないと約束し、依頼退職させたという。 発生した実害の手数料や金利は誰が負担したのだろうか。 坂出支店で起きた行金横領事件については発覚後、人事異動を行い、関係者を降格するなどして、大林ファミリーは知らなかったことにして、一件落着させようとした。 しかも、金融庁に報告する義務あったのに怠って、四国ではじめてという金融庁の業務改善命令受けたことことも明らかにし、謝罪した。 これまで比較的に業績順調といわれてきた香川銀行も、これがつまずきの始まりになるのであるまいか。 本年度の決算では、創立以来、初の赤字になる見込み。 しかし、本紙はいち早く、この情報を入手し、平成平成十四年九月五日号で速報した。 他の新聞は、なぜか、これにはふれなかった。 末沢頭取が謝罪した二週間後の二月二十日、香川銀行幹部の人事異動を発表。 四月一日付で末沢頭取が辞任し、遠山誠司専務が昇格して頭取に就任する。 注目の大林会長は引き続いて会長職にとどまるという。 これはおかしい。 香川銀行内部の話によると運営などすべての実権は、いまなお、大林会長が握り、末沢頭取はロボット視されていたというから、末沢頭取が辞任するより先に、大林会長自ら責任を認めて引退するのが筋というもの。 しかも、会長に就任してから四年もたち、大林会長は昭和四年六月十七日生まれ七十三歳。 末沢頭取が銀行の若返りを図るために辞任するというのなら、大林会長こそがやめてもいいのでないか。 大林会長がいる限り、香川銀行が目指そうとしている法令順守やリスク管理を重視した経営の正常化や健全化が、うまくいかないのは明らか。 

 本紙私宅に拳銃発砲の原因にもなった、暴力団への不正融資の責任も取り、この機会に香川銀行会長と香川県選挙管理委員長の辞任を改めて要望する。



■いこいの里建設疑惑を究明しよう
     青葉工業が仕組んだのか

 本紙が二月五日号で「いこいの里建設にも疑惑か」という見出しで報道したところ、読者の皆さんから貴重な情報が寄せられた。 その中でも、特に重大と思われる情報があったので紹介してみよう。 それによると、いこいの里建設用地の造成工事は大手の住友建設が七億五千六百万円で請け負って、工期約一年半(平成十一年九月完了)予定で着工。 
 ところが、平成十一年二月頃、工事中に巨大な岩盤がでたので、住友建設は、工事方法を変更しなければならないとして二億三千万を円を追加請求したという。 これに対して発注者である琴平町は一億三千五百万円に減額して支払ったようだ。 しかし、岩盤はダイナマイトによって爆破もせずそのまま移動させて造成地内に埋め込んだという。 これなら、大型機械を使えば百万円単位でも可能であったのであるまいか。 しかも、造成工事は平成十一年三月には完工した。 予定より半年も早い。 これだけでも半年分の人件費が浮くから、工事費は大幅に減ったのであるまいか。 
 また平成十年には造成地に油が出たと称してこれまた、二、三百万円が追加されたとか。

 岩盤が出たときには町の職員が現地に出向いて確認し、油の時には町議たちが現場を見たという。 造成費追加予算の決定については、反対した町議は三、四人に過ぎなかったようだ。 いずれにしても、琴平町の調査不十分によるものと断定できよう。 工事発注者の琴平町が、工事施工者住友建設に丸め込まれて、言うがままになったという感じがしてならない。 平成十一年八月には、いこいの里の設備工事の入札が行われ、またもや、住友建設が、五億円余りで落札したという。 これまた、見逃すことはできない。 本紙の調査によればこのカラクリの実態は住友建設下請けの青葉工業であるということが徐々に分かりかけてきた。 なお、中止した設備工事入札を三月五日に再び行い、住友建設が落札したという。 また、これに加担したかのような琴平町の怠慢ぶりも許してはならない。 先月二十八日、これらの疑惑がある造成地に、問題になった住友建設・穴吹工務店が建築本体の入札で落札するという情報があったので、本紙社長は東京九段にある都市基盤設備公団に出向いて担当課長らに説明した結果、疑惑があることを察知して入札は中止された。 額に汗して納めた税金を使うのだから、いいかげんな考えでは許されるはずがない。 水増し架空工事、贈収賄などの事件が起きれば、香川県政の停滞につながる。 先月には高松市の漁業補償の問題で、市長の裁量権が争われ、高裁は増田市長に五億五千万円市に返還せよという判決を下したばっかりだ。



■談合情報

 二月二十一日、国交省四国整備局香川工事事務所発注の入札(羽間高架橋下部工、満濃町)があり、談合情報どおり村上組が落札した。 村上組は青葉工業との談合理由に、工事敷地の一部に弟が社長をしている昭和興産(舟形レストラン)の土地がかかっていることをあげた。



■漁業補償の五億五千万円の賠償判決は妥当
     増田高松市長の選挙目当の人気取りが裏目か

 三月一日付の全国紙には『漁業補償、増田高松市長に五億五千万円の支払いの判決』と見出しして

高松市が平成九年までに漁協に支払った漁業補償費五億五千万円を、高松高裁は、市長が裁量権を逸脱した『違法支出』と認定し、増田市長に同額の賠償を命じる判決があったとを報じた。これには驚いた県民も多かっただろう。
 ところが、これには、その前があった。 納得することのできない疑惑いっぱいの出来事である。
漁業補償の元凶とされていた高松市食肉センター(と殺場)も、その埋立地に建てられている。 当時、疑惑を察知して調査、報道したのは四国タイムズだ。

 平成九年一月号の本紙記事を引用しながら、その経過をふり返ってみよう。
高松市郷東町の香東川尻の西沿いに、海岸を埋め立てた造成地が広がっている。面積約八千五百坪。
 この埋立地は、昭和四十二年、瀬戸内建材工業が骨材の荷揚げ場にしたいと称して、県の許可を取り、海岸を埋立てたものである。 しかし、国や地方自治体、また公共団体でもない一企業に公有水面の埋立てを県が許可したことからおかしい。

 実は、瀬戸内建材工業は大洋建設工業の傘下にあって、実質的なオーナーは植田郁男県議の父親であり県会議長まで努めた清一氏であった。 有力県議に持ち込まれては、県も許可せざるを得なかったのであるまいか。
 こうして埋め立てられた造成地は、瀬戸内建材工業の骨材荷揚げ場として使用されることなく、宅地として阪神方面に売り出された。一坪あたり十万円。 造成に要した費用は一坪一万円というわれる。あまりにも高かったので買い手もつかなかったようだ。

 ところが、昭和五十八年十二月の総選挙のさなか、立候補していた福家俊一代議士が、当時の脇信男高松市長と植田県議を呼んで話をし、埋立地を一坪当たり八万円で高松市が買い上げるという約束をさせたようだ。
ざっと、計算しても五億円のカネが捻出された事になる。そのうちの一部は植田県議の立替によって福家代議士の選挙資金にされたようだ。 埋立地は、翌、昭和五十九年十二月七日、高松市土地開発公社が買収し、さらに高松市が買い上げて市有地としたが、使い道もないので十二年間も遊ばせていたという。 平成八年になって、ようやく、高松市が食肉センター(と殺場)を新設した。

 この食肉センターから出る排水がノリの養殖の支障になると補償交渉が始まったのが今回の訴訟事件の発端。 まず、高松市が、どうして巨額の漁業補償を決めたかについて、経緯を見てみよう。漁協の幹部が集まって、補償金額をいくらにするかについて話合ったとき、『五千万円くらいでないのか』という漁協幹部の話に、幹部と友達であった茜町の設備会社のS社長が『言うただけは、どうせ通らんのやから高く言うてみい、最終的には五千万円くらいに落ち着くのとちがうか』 『そんなら、五億五千万円にしてみようか』と、いう会話があったという。
 後日、『言うことは言うてみるもんやね、すんなり通ってしもうた』と、漫画のような話を本紙社長は関係者から聞いた、しかも、税金は支払わないという条件付きである。 とにかく、巨額の金額を高松市側は、たいして反論もせず、簡単に受け入れたという。

 つまり、増田市長が選挙目当ての人気取りのために受け入れたのか。 おかしい、あまりにも弱すぎる。公金を支払うのであるから、ちゃんと調査し、適正な金額を支払うという責任があるのでないのか。
これを、『市民オンズス香川』が見つけて、すでに支払われた五億五千万円の補償を増田市長に求めて提訴したのがコトの始まりである。
 裁判は一審では増田市長が勝ったが、二審で負けたので、最高裁に控訴中。



■池田県議、農協からの借金はどうなるのか
     真鍋知事の監督責任を厳しく問う

 高知県伊野町農協の西岡組合長は、自分が経営する酒類卸会社に対して法廷限度額を三倍も超えた約六億円を融資していた。 農林省が調査して指摘し、県も指導に乗り出したところ、西岡組合長は平成十五年一月末までに限度額超過分を返済し、問題は解決した。 なお、西岡組合長は県議八期をつとめ、議長も二度経験した県政の実力者。

 ところが、これより悪質なケースが香川県内にある。 坂出市の林田農協は、農協の理事でもある池田県議に対して、限度額大きく超過する巨額の過剰融資を行っている。長男が経営していたブルージャパンが倒産する二か月前には四億円もあったといわれている。しかし、林田農協は、池田県議の不良債権を、香川県農協に合併したゴタゴタに乗じて隠ぺいしてしまったとか。その手口は、明らかにされていないが不透明そのものである。
 県民の立場からも、悪徳県議のやりたい放題を許してはならない。



■ 讃岐路あちこち ■
■本四橋通行料金、二八%引下げ案
    半額程度が妥当でないのか

 二月十四日、扇国土交通相は記者会見において、本州四国連絡橋の通行料金を、現行の特別料金(一年間に限って基本料金 の二〇%引き)に一〇%を乗せて割り引くことを明らかにした。 これによると、一般車の通行料金は基本料金の二八%引きになるという。 

 扇大臣は、『この引下げによって通行量が増え、結果的に割引による減収分をカバーできるのでないか』と楽観的見通しも示したが、果たして、その通りにいくか、どうか。 また真鍋知事は『我々の意見が一定程取り入られてたものと受け止めている。』としているが、これはおかしい。 本四橋の利用者はもちろん県民が強く求めているのは大幅引下げである。具体的には現行料金の半額程度にまで引下げてほしいと願っているのでないのか。 もっともっとがんばってもらいたい。



■山火事で緑を失った本島で植林
    ボランティアが多数参加

 二月二十二日、丸亀市が本島において『みどりの再生・森づくり・イン本島』を開催した。 これは昨年の夏、鎮火するまで半月もかかったものすごい山火事で島の面積の1/4にも当たる豊かな緑が失われたので、その跡地に植林して緑を再生させようという事業である。
 参加したのは、地元はもとより県内外からもかけつけたボランティアが約四百五十人。 当日は生憎の雨であったが、全員がカッパを着て、焼け跡約一ヘクタールに赤松の苗木など約五千本をていねいに植えつけた。 これを眺めた島民たちは『ありがたいことです』とボランティアの皆さんに深く感謝。 また、丸亀市は、来年度予算にも多額の植林費を計上して、緑の再生につとめたいと話している。




■レジャー施設存続  
    坂出市与島

 瀬戸大橋のレジャー施設『京阪フィッシャーマンズ・ワーフ』は、経営者の京阪電鉄が閉鎖すると発表したが、その後、鳥取市に本社のある八幡建設と売買契約が成立したので閉鎖することは取り消すとした。 八幡建設は、土地、建物、観光遊覧船などのすべての施設を引き続いて、最低三年間は営業を続けることを約束したという。 存続してくれるのはありがたいが、果たして、うまくいくか、どうか、心配もある。


■凧揚げ大会
     津田松原

 昔、子どもの遊びとしてよくはやったもので現代によみ返ったものの一つに凧揚げがある。 これは子どもどころか、大人でも楽しい。県内の市町のなかには凧揚げをイベントとして取り上げているところもある。 
 さぬき市の津田の松原でも二月一日、同市津田冬のまつり実行委員会や津田松原凧の会などが主催して『津田の松原凧揚げ大会』が開かれた。 これには愛好家約百三十人はじめ、見物客も約三千人が集まってきた。愛好家たちは、持参した自慢の大凧や連凧を松原の上に舞い上がらせて見物客を喜ばせていた。 また、会場には宝探しやもちつきの実演なども。 二月十六日には丸亀競艇場が『全国たこあげ大会』が盛大に行われ、人気を呼んだ。



■定期観光バス
     コースは三つ

 県内の観光地を回る定期観光バスが再び運行する。 高松市に本社をおく東光バスが、JR高松駅を発着点とする二コースを設定。三月二十一日から十一月三十日までの土日曜、祝祭日に走る。 
 コースの一つは『屋島たぬきコース』で四国民家博物館か、屋島山上を選んで見学。 もう一つは『さぬき路なんでもがんコース』で栗林公園、琴平のうどんつくり体験、総本山善通寺、大橋記念公園を回る。




■総本山善通寺の大会陽
     大宝木、裸の男たちが担ぐ

 二月二十二日、二十三日は総本山善通寺の大会陽の日。昨年から、従来の『ふくばい』と呼ばれる宝木の争奪戦に代わって『福授式』が行われるようになった。 二十二の午後七時、台座に載った大宝木がふんどしをしまた裸の男たちに担がれて御影堂前を出発、赤門をくぐって街中のお練にくり出した。 担ぎ手は『わっしょい、わっしょい』と気勢をあげながら福をふりまく。 担ぎ手はリレー式に交替。 最後は五重塔の下に戻ってきた。 

二十三日はうどんバザーや三味線もちつきもあり、稲穂投げが行われて大会陽を賑やかに締めくくった。 なおこの稲穂は、田圃に植えると豊作になるし、家の神棚に供えておくと、一年間、無病息災に暮らせるという縁起物。




■寒風突いて二七一四人が競う
     丸亀ハーフマラソン大会

 五十七回目を迎えた丸亀ハーフマラソン大会は、回ごとに盛んになり、二月二日の今回はメーンのハーフマラソンを中心に四部十二種二七一四人が参加。過去最多である。 ハーフマラソンには一九五七人が出場し、二一・〇九七キロに挑んで健脚を競い合った。

 優勝したのは、男子が予想通り、ガソ選手(コニカ)。記録がすごい。大会記録を一分二二秒も更新した一時間0分二一秒。二位、奥田真一郎選手(NEC)。三位、藤井周一選手(日大)。 女子は、橋本康子選手(サミー)が一時間九分三二秒で優勝を飾った。二位、小林選手(サニックス)三位、尾崎朱美選手(資生堂) 一方、沿道にはファンや見物客が約六万人も詰めかけて選手に盛んな声援を送った。



■豊中町長グループが仁尾町にも進出か
     仁尾総合文化会館建設は菅組が落札


 二月十八日午後四時、仁尾町二階の会議室において仁尾総合文化会館の建設工事の入札が行われる予定であった。その直前、川上社長が仁尾町役場に出向いて山地町長と面談。
 本紙社長は『菅組が談合で落札する事が決まっているのを知っていますか』と告げると山地町長は『私が検察出身だから当町では一度も談合はなかったし、今からもない』と言い切った。
 しかし、引っかかるものがあったのか入札は中止された。 その後、なぜか二十六日に再入札が行われ情報どおり菅組が落札。
 なお菅社長と藤原昭和設計営業課長とは、多度津工芸高の同じ卒業生。また斎賀設計の設計は実際には昭和設計がしたようだ。


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