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心身をたくましく
◇更生保護事業
保護観察対象者を心正しき社会人に
◇難民救済運動
世界各地の難民に物心両面の愛の手を
財団法人
   日本武道振興会
理事長 川上道大



高松刑務所の移転を進めよう

 収容者の生活を良くし、教育
効果を高めるため、高松市内
にある高松刑務所を、自然豊
かな環境の良い土地へ移転し
、近代的な建物を新築してくだ
さい。
 跡地は、高松市勢の活性化
を図るために活用させていただ
きます。

 高松刑務所の移転推進会
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丸亀・土器
TEL(代)0877-25-5551














平成14年4月5日 (金曜日) 弟4816号  (5・15・25合併)

発行所  四国タイムズ社
〒761-0104 香川県高松市高松町944-4 
電話087-845-6141
編集発行人 川上道大
郵便振替 01650−6−25335        

■ 県政は真鍋知事の再選でよいのか
■ 県プール金問題の全貌をさぐる
■ 県政点描
■ 川に転落した死亡事故をあくまで追及する
■ 広瀬・寒川町長がの特名発注はカラクリ
■ 長尾町議長選挙の買収疑惑、遂に事件化か
■ 香川銀行幹部の不適切な発言
■ 日本ハムと真鍋、円藤両知事の関係
■ 市の課長が自殺

讃岐路あちこち 
県内地価、ことしもかなりのダウン
屋島城の城門遺構を発掘か
日本生活文化賞に「直島文化村」
三年連続して献血者が減少
高齢者センター「日盛(ひもり)の里がオープン」
登録有形文化財に醤油関連の建造物
道の駅「ながお」が開設
情報提供のお願い


■ 県政は真鍋知事の再選でよいのか
   県裏金問題のけじめは、知事退任 給与全額返納も選挙目当てか
 昨年の十二月、百五十九社に及ぶ前代未聞の大型談合事件を皮切りに、知事部局はじめ県教委、県警なども含めた裏金問題は処分者が二千人をこすほどに超大型化し、さらに食肉業者による偽装表示問題が飛び出すなどが続いて、真鍋知事は、知事としての評価を大きく下げてきた。また、お隣りの円藤知事は、問題の業際都市開発研究所の尾崎光郎取締役から、八百万円のわいろを受け取ったとして収賄容疑で逮捕、起訴された。受取ったカネは選挙費用に充てられたとか。これから見ても知事選挙には多額のカネがかかることが分る。

真鍋、円藤の両知事とも小・中・高校時代は香川県。最高学府の東大法学部に学んで、真鍋知事は農林省、円藤知事は旧運輸省に入って官僚の道を歩んだあと、二人とも知事選挙に出馬し、当選したので相似点が多い。とくに、二人とも官僚の悪いほうの面を根強く引っ張っているのは間違いあるまい。かつて、真鍋知事は、豊島問題で住民と争っていたとき、住民に対し「おカネがほしいからでしょう」と発言したことがある。真鍋知事の本質から出た言葉だろう。これも、万事をカネで解決しようとする官僚の悪いくせから発した一言ということができよう。前回の知事選挙では、選挙資金は日本ハムが提供し、選挙運動は農協が組織ぐるみで熱を入れたのは明らか。
ところが、日本ハムには補助金をめぐって不正操作したなどの疑惑があるし、狂牛病や偽装表示などの問題が続いているので、こんどの選挙に多額の資金を提供できる余裕はあるまい。一方、農協のほうも、太田栗林支部の幹部職員が約三億八千万円も横領するなど事件が続いているから、多数の選挙運動員を出すのは無理。そのほか、前回には多額の選挙資金を提供したとされる新高松空港ビルも、こんどは出せないと言っているとか。真鍋知事について、面白い話が伝わっている。知事の家では奥さんに子どもがいないので猫を飼っている。ある日、猫が、突然、見えなくなったので奥さんがあわてて知事に電話したところ、知事も一時帰宅して一しょに、猫をさがしたらしい。猫を可愛いがるのもよいが、公務を放り出したのは問題。また、今回の県プール金問題については真鍋知事は何回も深々とアタマを下げた。自分の責任を認めて、四月から任期満了になるまで給料全額を返上すると公表した。処分として給料全額の返上は全国にも例があるまい。恐らく、知事は県民のあいだに「真鍋知事、潔よし」とする評価を高めたかったのであろう。もちろん、選挙対策の一つ。いまなお、真鍋知事は、本紙の度重なる提言にもかかわらず、依然として知事公舎に入らず、副知事公舎に居据わったままである。これでは真鍋知事が懸命に県政に取り組んでいるとはいえないのでないか。知事公舎は、知事とその家族の居住用として使用されるばかりでない。県政に関して緊急連絡を受けたり、また、幹部と緊急の打ち合わせを行い、指示を出すなど重要県政に即応できるように設備と態勢が整っている。知事たる者、知事公舎に入って、県と県民のために身も心も投げ出して、香川に骨を埋める覚悟であるべきではないのか。本紙は、かつて、知事公舎に知事が入らないのなら知事公舎を売却せよと提言したこともある。知事が入らないまま放置することは県財政にとってもマイナスになるからである。真鍋知事は知事公舎に入るか、知事公舎を売却するか、どちらかを選んで知事選挙に望むべきでないか。なお、真鍋知事はふるさと香川に骨を埋める気骨を示すためにも東京都八王子寺市にある自宅と長野県軽井沢の別荘は処分したほうが望ましい。退職金が一億円も有るではないか。


■ 県プール金問題の全貌をさぐる 
    要は、幹部の公金意識の欠如か
ことしの一月、県農業試験場副場長の公金不正流用問題から発覚した県のプール金問題は、知事部局だけではない。県警や教育委員会事務局から監察の立場にある監査委員会事務局にまで及んでいた。さらに、プール先は県生協ばかりか、民間企業に預けていたことも判明。過去五年間に、知事部局や県教委、県警、県の外部団体などが費消したプール金は、あわせて八億五千万円にも上る。
 そのうち、県職員が不正費消したのは、約一億五千万円。職員の弁当やビール代、課内で使用するコーヒー代、中央省庁へ出張するときの土産代などに充てられていた。また、本紙が三月五日号で裏金を私用に使った例もあるのでないかと指摘したが、やっぱり、何人かいたようだ。
 そのうち、悪質な二人は、今回の処分で懲戒免職となり、刑事告発も。そのうち、高木澄子氏・五十七歳はハイウェイカードなど約六十万円を私的に費消。
 また、松原万友美氏・三十歳もハイウェイカードなど約百六万円を私的に費消していた。二人のほか、退職金八百万円を受け取った横山靖則氏も、三百十三万円の使い込みで県の告発対象。なお、本紙は平成九年、当時の本多出納長が県庁前のホワイトホテルやタクシー会社などに協力させ、巨額の裏金をプールしていることを突き止めて紙上に掲載し、警告を発したことがある。その後も裏金問題については警告や追及をくり返したが、肝心の県が全く取り合わなかったので改善されなかった。三月二十八日、県が職員の処分を発表。懲戒免職が二人、減給や戒告の処分は知事部局が二百三十人、県教委が三十八人、県警が十四人の合わせて二百七十二人。書面による訓告や口頭による厳重注意は、合わせて千八百三十九人。合計すると二千百十一人という過去にも、全国にも例を見ない超大量の処分となったのである。こんどの事件は、真鍋知事ら幹部の公金意識の欠如から起ったものである

■ 県政点描
 △四月一日、大川郡西部の五町が合併して、さぬき市が発足した。四十七年ぶりに香川県六番目の市が誕生したことになる。この合併が町民から市民になった住民にとって果たして、よかったのか、どうか。とくに、東低西高の傾向を打ち破ることが課題。来年には東かがわ市も生まれる。
 △真夏の知事選挙を控えているのに、なぜか、県政界が盛り上ってこない。自民党県連も慎重な姿勢を崩さず、目立った動きは見られない。真鍋知事ひとりが何ごとも選挙運動に結びつけて飛び回っているようだ。現職は在任中、公然と選挙運動ができるので有利。
 △県は、公金プール問題にこりたのか、あわてて、職員の処分に関する公表基準を設けた。対象となるのは免職、停職、減給、戒告処分など。ただし、刑事事件になるほかは、氏名を公開しないとあるが、むしろ、公開するほうが適切な場合も。
 △日本テレビ系の朝のワイドショー「ザ情報ツウ」で香川県の裏金問題が全国に放映された。四国タイムズが平成八年本多出納長時代からこの問題を追及している事でインタビューを受けた。問・・・県は三人の元職員を告発するがどう思うか。
 答・・・あくまでトカゲの尻尾切で、また繰り返すと思う。組織というのはトップが外務省でも検察でも同じで、税金を納める民の苦労が分からず、公金を民の為にしないうちにまた始める。

■ 川に転落した死亡事故をあくまで追求する
     安全対策を怠った山本建設の過失致死か
 平成十年十月十九日の早朝、近くに住む八木さんという男性が長尾町の滝が原川に落ちて死亡した。この死亡事故の主因は、当時、川の改修工事に取りかかっていた山本建設(山本仁社長、本社・長尾町多和)が、当然設置しておかねばならなかった安全対策用の防護柵を設置していなかったためだと断定してもよいだろう。それにもかかわらず、事故直後に現場にかけつけて調査した長尾警察署も、長尾土木事務所も死亡した本人の不注意により転落死したものときめつけて処理し、肝心の山本建設が防護柵をしていなかった事実については全くふれていない。おかしいではないか。まるで、長尾警察署と長尾土木事務所が、業者の山本建設に癒着し、加担したように受け取れる。とくに長尾警察署は、当時の津島次長が競争入札妨害容疑の事件で山本建設に捜査協力させていたと言われるから、その見返りのためだろうか。死亡事故直後、長尾土木事務所が指導し、山本建設があわてて防護柵を設置した。本紙は、この事故について、情報公開を請求し、ようやく、長尾土木事務所が作成した事故報告書の写しを発注者用と請負者用の二つとも入手した。いずれも、例によって肝心なところを真っ黒に塗りつぶして分らないようにしている。
 恐らく、山本建設にとっては都合のわるい、たいへんなことが書かれているのだろう。死亡事故の主因を見ると、発注者用には「当人の体調不調及び不注意により生じたものと認められる」とある。また、請負者用には「本人の不注意により誤て転落したのが主要原因である」ときめつけてある。いずれにも、山本建設の責任については一言もふれていない。こんなことがあって、よいものか。大問題である。本紙は、この死亡事故について山本建設をきびしく追及するとともに、当時の長尾警察署の津島次長と長尾土木事務所の責任を問いたい。県と遺族は現在行政訴訟中で、例により、県側の弁護は県民いじめの田代健弁護士。

■ 広瀬・寒川町長がの特名発注はカラクリ
     さぬき市長選挙の資金捻出か
 四月一日に合併して、さぬき市となった旧寒川町の広瀬正美町長による最後の大型発注ともなった国保の健康管理システム工事を、地元どころか、県内の業者まで押しのけて、なんと、町長特命で東京都台東区にある(株)ナサ・コーポレーション(野崎正弘社長)に発注。請負金額は、約五千八百万円である。

しかし、町長特命の工事決裁金額は五千万円が限度であるから、わざと二回に分けて発注。一回目が四千五百四十六万六千円、二回目が一千二百四十二万九千九百円となっている。競争入札させたら二千五百万円でも請け負えるという話もある。この業者と広瀬町長を引き合わせたのが広瀬町長のマネージャー兼スポンサーと言われる古瀬幸司氏。問題なのは、企画した平成十三年十月三日から七日の、USAジョージア州・さぬき市情報化社会創生計画策定先進地視察研修に、なんと、広瀬町長を団長とする五町の関係者が、一応、公費で参加して渡米。そして、ジョージア州ラグレン市において寒川町のお抱え業者である(株)ナサ・コーポレーション野崎正弘社長に、大変な世話になったようだ。米国から日本に帰国したのが十月七日で、その直後、現説を九日とし、入札日を十一日とした。業者は特命の一社のみ。なんと驚くなかれ、米国視察で大変にお世話になった野崎正弘社長の(株)ナサ・コーポレーションである。
李下の下で冠を正さず。


■ 長尾町議長選挙の買収容疑、遂に事件化か
 いまや、長尾町住民の話題にも上っている平成九年及び十三年の議長選挙において、買収があったか、どうかについては、どうやら、「あった」とする声が強くなってきた。例えば、平成十三年の議長選挙を見ると、寒川正行副議長が堀議長を引き続いて議長に据えるべく、選挙前日の四月三十日、会場を多和の料亭・竹屋敷から、すし屋の「賢介」に移してまで、目をつけていた町議を集めて買収を行ったといわれる。この不正工作に、世話役として動いたとされる寒川正行、寒川巧町議の二人は、二月二十日頃、警察の事情聴取を受け収賄容疑を認めたとか。

■ 香川銀行幹部の不適切な発言
     被害額は三千万円にのぼるとか
 株売買や投資について取引銀行に相談する人も多い。銀行は、企業の内部状況についてくわしいからである。先ほど、倒産した建設業のYが二月二十日の倒産直前、会社の株で三百万円からの資金を募集した。これについて、十人からの人が資金を提供すべきか、どうかについて香川銀行などに問い合わせたようだ。香川銀行は、「Y建設さんは大丈夫。香川銀行が保証してもよい」などの発言をしたという。この太鼓判を押したような発言を信じて十人ほどの人が出資したところ、Y社長はこのカネも持って飛んだので、結局、合わせて約三千万円の被害を受けたとか。まだ、ある。香川銀行は、Y建設に過分の融資を行っている。

倒産必至の土建業者に多額のカネを貸し付けたのは香川銀行の不正融資に当たるのでないか。川上社長は香川銀行の株主の一人として追及の構えを見せている。同行の頭取や、会長として牛じってきた大林一友氏も、もう、ここらで引退する潮どきであるまいか。それとともに、県選管委員長のポストも一日も早く返上してもらいたい。八月には知事選挙も控えて、香川県にとっては今が一番重要な時期。


■ 日本ハムと真鍋、円藤両知事の関係
    畜産疑惑が発覚するか
 狂牛病問題で、国による牛肉買取の中に業界最大手の日本ハムに骨付き部分の肉が含まれていたことが判明し、日本ハムも認めたという。しかし、買取制度の対象には骨付き部分の肉は入っていない。政府の委託を受けて牛肉買取の実施に当たる日本ハム・ソーセージ工業協同組合の理事長は日本ハムの大社義則副会長。また、日本ハムの社長は大社会長の息子であるから、親子そろって買い取り制度を悪用したと言われても弁解できまい。大社会長は徳島ハムと合併して日本ハムが誕生した経緯もあり、徳島の岸工業とも深い関係。岸工業は阿波銀行の大株主で、畜産界では大阪の阪南畜産と日本ハムの大社会長と共に大御所である。
また、収賄で逮捕された円藤前知事とも縁があり、徳島県と香川県は切っても切れない関係でもある。以外なのはいま最も注目されているうちの一人である鈴木宗男氏とも縁があり、徳島の川島町にはムネオハウスまでが建っているという。どちらにしても農林省予算の甘いカネを当てにして選挙を進めてきたことは間違いないようだ。
円藤、真鍋両氏は小中高は香川県で、東大法学部卒まで同じ。なにか相似点が気にかかる。

■ 市の課長が自殺
    市議が関与か
 観音寺市役所のF下水道課長が自殺した。この人は、自殺する前に、市役所において業者から十五時間も監禁状態にされて、終始、責められたという。その場には、なんと、井下市議が仲介役と称して居合せたとか。仲介役といいながら業者側に味方してF課長を一しょに責めたとも。しかし、市側が、どうして暴力行為として警察に通報しなかったのか、などの疑問も多い。

■ 讃岐路あちこち ■
県内地価、ことしもかなりのダウン
   
住宅地の下落率は四国のトップ
 三月二十五日、公共事業の用地取得価格や一般の土地取引価格の指標になる平成十四年の県内地価(一月一日現在)を公示した。これによると、県内の一平方メートル当たりの平均価格は住宅地が八万二千四百円、前年に比べて三・七%減のマイナス三千八百円。商業地は十八万七千八百円、前年比六・五%減のマイナス一万八千三百円。全用途地が十万九千六百円。これも、前年に比べて四・七%減のマイナス七千八百円になっている。同日、国土交通省が発表した全国の公示価格によると、四国四県のなかでは香川の住宅地下落率がトップ。商業地も二位。なお、県の公示価格の最高を見ると、住宅地では前年に続いて高松市番町二丁目十二番二の一平方メートル当たり二十六万千円。商業地は、これも前年に続いて高松市古新町三番一外(東明ビル)の百七万円。

屋島城の城門遺構を発掘か
     観光屋島のイメージアップに
 高松市教委は、史跡・屋島の発掘調査を続けていたが、三月二十日、屋島城の城門遺構を発掘したと発表。同教委によると、現場は屋島ケーブル山上駅から北西約二百メートルの斜面で石積みされている。広さは幅約五メートル、奥行き約九メートル。石積みには屋島山で採れる安山岩が使われていた。また、門の礎石と見られる平らな大きい石も出てきた。床面は三段の段階状。ここには幅約〇・五メートル、全長六・七メートルの排水溝があったことも分った。

今回の発掘が、屋島城・城門遺構と正式に裏づけできたら、屋島の大きなイメージアップにつながるのであるまいか。日本書紀には、確かに「屋島城」の記述が見える。城といっても朝鮮半島からの侵攻に備えて築城された古代の山城の一つ。なお、市教委による屋島の調査は三月末で終了した。

■日本生活文化賞に「直島文化村」

 日本ファッション協会が主催する第十一回生活文化賞に直島町の「直島文化村における現代美術展」が選ばれた。直島文化村では、直島コンテンポラリーアートミュジュージアム開館十周年を記念して昨年九月から十二月まで「スタンダート展」を開催し、地域の魅力を取り込み、地域の人々と協力した文化活動を展開。
 また「家プロジェクト」と名付けた古い民家を生かした作品づくりも進行中とか。年間約三万人の観光客が直島町を訪れている。

■三年連続して献血者が減少

 県がまとめた「香川の血液事情」によると、全国の上位にある香川県の献血者数は、平成十三年が五万四千六百二十九人、前年に比べて約二千八百人も減少した。三年連続の減少になる。献血種類別に見ると二百ミリリットルが一万二千九百五十五人、前年比八・五%の減少。四百ミリリットルが二万六千四百四十四人、前年比二・二%の減。血しょうと血小板だけを採る成分献血は一万五千二百三十人、これも前年に比べて六・四%の減少。また、献血量は、全部を合わせて一万八千二百九リットル。これも前年に比べると八百二十三リットルの減少になる。次に、献血者を年代別に見てみると三十歳以上が前年以上であったのに、十、二十歳代の減少が大きいから全体では減少を示しているのである。

■高齢者センター「日盛(ひもり)の里がオープン」
     さぬき市の福祉の拠点になるか

 合併前の志度町が鴨庄地区に建設を進めていた町立高齢者福祉開発推進センター「日盛の里」が完成し、三月十五日からデイサービスを始めている。
この施設は、鉄筋コンクリート二階建て、延べ面積三千三百三十平方メートル。鉄筋コンクリートといっても屋根は瓦ぶき。内装に木をふんだんに使っているから、ぬくもりが感じられる。空間も十分。一階は、生活支援ハウス、定員は二十人。二階はデイサービス室。定員は五十人。ここには作業施設や日常動作訓練室などが完備している。浴室棟の浴室から眺められる外の風景がすばらしい。また、手足の不自由な人にリフト浴ができる設備も。旧志度町の人たちは、日盛の里がさぬき市福祉の拠点になってほしいとか。

■登録有形文化財に醤油関連の建造物
    多度津町の山本医院も

 国の文化審議会が三月二十二日、県内の九ヵ所二十三件の近代建造物を国の登録有形文化財にするよう文部科学相に答申。答申イコール指定になるから、今回のを含めて県内の登録有形文化財は三十七ヵ所百十一件になった。今回答申されたのは多度津町の山本医院。内海町の塩田家住宅長屋門と塀、同じく同町の京宝亭佃煮販売所、同じく同町にある宝食品昆布蔵、宝食品北佃煮原料藏、宝食品福井亭、宝食品天川亭。そのほか、善通寺市の瀬川酒店東蔵と善通寺駅跨線橋があり、計九ヵ所二十二ヵ所となる。そのうち、山本医院は大正十五年建築のモルタル塗りの洋風建築。玄関ポーチに柱が突き出ている。
 頭部にある紋章が目立つ。また、塩田家の長屋門は入り母屋造りの瓦ぶき。塀は石垣の上に建つ。延長は十八メートル。

■道の駅「ながお」が開設
   お遍路の休息と交流の場

 県と長尾町(現、さぬき市)が、平成九年度から整備を進めていた道の駅「ながお」が三月二十四日に完成した。対象は、主に、四国八十八ヵ所を巡拝するお遍路さん。
 お遍路の休息と交流の場になってほしいのである。道の駅「ながお」は、八十七番札所の長尾寺から八十八番札所の結願寺・大窪寺に通ずる県道路沿いに設置。北側には「お遍路交流サロン」が建っている。敷地面積は、約七千七百平方メートルと広い。そのうち、休憩所は約百五十平方メートル。ここには観光などの情報コーナーや物品の展示・即売コーナーなどがある。トイレや足洗い場も。駐車場は大型車四台と普通車六十二台の収容が可能。

道の駅「ながお」のオープンによって県内の道の駅は十六になった。


■ 情報提供のお願い
 平成十二年一月十九日の午後八時頃、川上・本紙社長一家が乗ったクルマが、牟礼町の山中において、目出し帽で覆面した男に鉄パイプで襲われました。

川上社長によると「犯人は中肉で、身長百八十センチぐらい、白の上下服で、横に黒い縦線があった。年齢は当時二十代後半。奥目のヤクザ風でハンサムだった」ということです。この事件について、どんな小さい情報でもよろしいですからご存知のかたは087−823−0556までファックスして下さるようお願い申し上げます。
 なお、なお、この事件は殺人未遂事件として警察の捜査が強化されることになり、時効も延長されました。   

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