四国タイムズ  
『へらこい県民性会議』
浜田恵造会長に香川県知事をやめてもらいましょう
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
西川昭吾氏に県会議員をやめてもらいましょう
財団法人 日本武道振興会
青少年育成活動・更生保護事業・難民救済活動
もう一度その芽をのばすやさしい目
ふれあいと対話が築く明るい社会
協同組合香川県健全企業振興会
株式会社 郷水工業
もうひとつふるさと見つけた森と湖
地球環境の保全をみんなで考えよう

国滅ぶとも正義は行おべし 小泉元総理から激励のエール

あのライオンが吠えた!
都知事選には細川護煕元首相を推挽した、あの男が我が、Mr.サムライ、本紙社主川上道大にエールを送った!


まず、今月号の冒頭に、本紙川上に対して、闘志あふれるある男からの熱いメッセージがあったことを紹介しておかねばならない。

宗像内閣官房参与 存在感ある小泉元首相「日頃のご活躍については陰ながら応援させてもらっております。なにしろ、今の政権の参与にから直接聞くのですからね、迫力ありますね。我が国のラストサムライ、川上道大! あなたは、崩れかけているこの国を正しい方向に導く確かに本当の意味での、ラスト・サムライだ。私は私の道を行く、私のやり方で行く。あなたはあなたの信じた道を歩いて欲しい。

私からの言葉を捧ぐ。

「あなたは、今、抜山蓋世(ばっさんがいせい・きわめて自信に満ちているさま)、竜驤虎視(りゅうじょうこし・雄図を抱いて意気盛んなさま)、のピークに立つ。私にはそれが判っている。そして、蛟竜雲雨(こうりゅううんう・風雲児が機会を得て大活躍する姿)そのもの! 今の道を邁進して欲しい。獅子より」

これはある人間が川上宛に、口頭で、メッセージとしたものだ。文字通り、メッセンジャーボーイが、この素晴らしい伝言を川上に持ってきた。それをすっぱ抜こう、というものだ。

原田元検事総長 三井環元公安部長 小津検事総長その人間とは、ここに書かれている、獅子、とは?

何を隠そう、このたび反原発で狼煙を上げた、そして東京都知事選で立候補した細川元首相の後見人である、小泉純一郎なのである!

天下国家を語るに相応しい人物が、孤軍奮闘で頑張る川上に、このような素晴らしいメッセージを残した! これはまさしく特筆に値することではないか!

川上は行く!
司法の最高峰、検事総長ふたりの首はもらう!
腐ったトップは我が国を汚すだけだ!

そして、川上は、ここに、二度目の検事総長罷免という一大事業を手掛けているのである。前号でも報じたが、現検事総長を、あってはならぬ、事件つぶしの張本人として、そして、かの三井(環)事件の際に、当時の検事総長、原田明夫を改めて罷免を請求している。

検事総長といえば、いうまでもなく三権分立の司法における最高峰に立つポストである。そのポストにある者に、罷免を要求する、というのは、今まで誰にも成し遂げられない偉業といわざるを得ない。

ライオン曰く、「だからこそ、川上氏には頑張ってもらわねばならないのです! この国を真の意味で改革できるのは、川上しかいない!」。

本紙はあえて言う!2014年こそ、川上元年なのだ!
川上社主襲撃事件の意味 〜インヴィスティゲーターが躍起になるわけ〜

「このオペレーションの第一の着手、それは実行部隊の壊滅を狙いました。実行部隊、それはいうまでもなく反社会的勢力である暴力団に対する処置でした。

ここ香川では、山口組系暴力団若林組がありましたが、今やそれは形すらハッキリ残していません。数年に渡る壊滅作戦がほぼ功を奏したというべきでしょう。

あと残るは、各有力暴力団にも調達しているといわれる、若林組自慢だった武器庫の摘発だけが大きな仕事として残されています。この武器庫の内容は実に潤沢なもので、他の有力暴力団でもこれだけの、道具=Aを揃えているケースはそうありません。彼らは、この、道具=Aを愕いたことに他の暴力団連中に、レンタル=Aしていたのですね。重機や建機のレンタル事業を真似てね。今となっては苦笑しか催しませんが、これが若林組の大いなる資金源になっていたのです」。

こういうのは前出、警察庁の幹部である。

この警察庁幹部の言葉通り、いまや壊滅状況にある若林組のウラともいうべき資金の元は、この武器の貸し出し、にあったのである!

「愕くなかれ、この武器の貸し出しに紛れて、四国タイムズ社主である川上氏への銃撃事件も起ったのです。もちろんこれを利用し示唆したのは、別の勢力、ですがね。ただ、この若林組の武器保有という異常状況がなければ、この銃撃事件という重要事件は起りませんでした。それほど意味のある状況だったのです。

この同組の事情を知る勢力が、まさしくこれを利用した、ということです。裏を返していえば、そういう背景があるからこそ、川上氏への銃撃事件は深い意味があるのですね。

長い経緯のことについて一言でいうのは難しいですが、川上氏への一連の襲撃事件について、われわれインヴィスティゲーター(捜査機関)が、最重要視しているのは、このようなウラのまたウラという背景があるからこそ、なのです。法律的には時効はいつか来るものですが、この川上氏襲撃事件については、我々の間でも、精神的時効はありません。目下、この事件については、あるジャーナリストが書籍化するための最終段階に入っているようですがね…」。

謎のような言葉を最後に残したが、それにしても本紙川上社主への襲撃事件はそれほど意味のある事件だったのである。

川上社主襲撃事件を未来に残せ 〜ふたつのキーワード書籍化と捜査の佳境〜

確かにこれは衝動がなせる事件ではなかった。香川に巣食っていた絶ちがたい病根がついに表に出てきたために発生した事件であった。下手人一人一人は確かに深い意味を持たないように見えるかも知れないが、事実は全くその逆だったのである。

「あの事件があったからこそ、これから始まる一大改革への着手が決定せられたのです。全ての問題が凝縮されたあの事件があったからこそ、です。

お陰でそこから派生して、今度は香川の首長、そして香川選出の代議士、国会議員の疑惑まで導き出すことが出来ました。オリーブ・オペレーションの成果は大いに上がっているといっていいでしょう」。

これから恐らくここでいわれる首長から香川選出の代議士などへの疑惑追及が行われて行くであろう。そしてそのキッカケは、川上社主に対する襲撃という一大変事だったのだ。

これこそ構造的な異常事態であったのだ。それをこの襲撃事件は一気に曝こうとしている。災い転じて福とするかのチャンスは、これからのオペレーションにもかかっているであろうし、また先の警察庁幹部の話に出てきた、『書籍化』、という謎めいた言葉にも隠されているようである。

ただ、本紙の基本姿勢はいつどのような場合においても変わらない。粛々と改革の行方を見つめていく。

高レベルで進行している、『オリーブ・オペレーション』

四国タイムズが香川県に対する戦後初の一大改革、いわゆる『オリーブ・オペレーション』について報じてきた。

「このオペレーションこそ、瀕死の際に来ている我が国を立て直すその橋頭堡にするつもりだ。だから、何があってもオペレーションの進行に渋滞があってはならないし、(渋滞を)させはしない。つまり、国家の威信を以て、このオペレーションに臨んでいるのだ、携わる誰もが、である。例外は、一切ない」。

警察庁の枢密部に属す司令官はこういって憚らない。この意気込みは、本紙でもことあるごとに報じてきた。そして、このオペレーションが、実際、この司令官の言うような形で着々と進行していることも報じてきた。事実、この進行は、少々の暗礁などものともせずに、今現在も続行されている。

「核となる事件の被害者となった四国タイムズ社主、川上氏の精神は、聞き及んでいるところに依ると、『不撓不屈』だそうだ。暴力団から始まって、銀行、そして、警察この誰の手を以てしても突き破りがたい厚き壁に川上社主は異常の精神で臨んだのだそうだ。私達はまず、その精神と同様であれ、と了解しあっている。

確かに、このオペレーションは、前代未聞、先達がないだけに最終的な成就にまでもっていくだけでも、イヤイヤ、行き着くだけでも難しいことである。しかし、このオペレーションの実行の契機となった川上氏襲撃事件のその当の被害者が、先の精神を突貫して、今でもゴーイングマイウエイ、つまり我が道を驀進している。これは大きなインスピレーションであり、且つ我々は積極的にインスパイアされなければいけないことなのだ」。

そこで、川上社主同様、オペレーションという未踏の線路を驀進し続けている警察庁をトップとした警察機構。司直の要として、この中央の司令官の精神を大いに継承しながら現場のオペレーションを行う警察機構においては、確かに、『不撓不屈』の精神が求められるはずである。その発露はマックス(MAX=最大)とは言えないが、第三者的に観てもかなりのレベルで行われているようである。

ここまでは、実に順調で、頼もしい限りであるが、この状況は、このオペレーションに携わる機構全て(機構という括りではなく、個人という括りで考えてもいいのであるが…)、同じくしているのではないようなのだ。

死線を越えて
〜これから始まる名誉ある戦いの勢いを誰も止めることはできない〜
警察庁、それに本家に本腰が入った! 準備万端、オリーブ・オペレーションの現実的指導!!

余りに衝撃的な事件が起きた。いうまでもなく、本紙川上道大社主が、平成18年3月7日、再び凶弾に狙われたのである。再び、という表現は少々の間違いがあるかもしれない。川上社主が凶弾に狙いをつけられたのは、二度目であるが、それ以外にも確かに命を脅かされる事態に数度、見舞われているのである。

これは、メディアの主催者として、申し分なく前代未聞の事態である。このような事態が起るというのは、まさしく法治国家として放ってはおけないことである。

今回の銃撃は中央でも大きな驚愕が起った。

川元元刑事部長 黒川元刑事部長『何故だ!?』。

警察庁のある幹部は、銃撃事件が発生した3月7日午後7時20分を2分も過ぎないときにこう叫んでいた。

中央において川上社主の動向について注視していることは、これまでにも何回もあった。その注視が、やがては、オリーブ・オペレーションに結実していることを読者は周知のことであろう。

だから、今回の銃撃事件が発生したことも、まさしく矢の如く中央にその情報が射られたのである。しかしそのような中でも、今回のような無軌道というべき銃撃が起った。オリーブ・オペレーションの中心的役割を担う警察庁のさる幹部が、前述のような叫びを上げたのも無理からぬところなのである。

『川上氏の状況を刻一刻知らせよ!』。

香川県警のある特別部署には警察庁の当該部署からこんな指令が出された。

『幸いなことに銃弾は逸れました。ただ、川上氏は足を負傷しています…』。

『川上氏に終始つきまとっている警察官がいます。所轄の部員ですが、この指示は(香川)県警本部とは全く違うところから出されています。行確(行動確認)いたします…』。

広沢こと黄津一 津島利夫元警視『狙撃犯は直ちに自首をしてくるようです。県警の一部筋はそれを知っている模様…。むろん、その筋は反川上氏の勢力であり、(オリーブ)オペレーションのターゲットになっているところです。重大な行確に切り替えます…』。

このような状況報告が次々に入ってくる。その輻輳的な状況報告に、警察庁の幹部氏は的確なる指示を与え、その後の展開をについて想定されるあらゆる事態に対しての構えを頭の中で組み立て、同時に、それを指令として飛ばしていく。

これは映画や刑事ドラマの中で行われたシーンではない。現実に、川上社主が銃撃を喰らったときに展開されたノンフィクションシーンそのものなのである。これだけの包囲網が実はあるということは、今回の事件を通じて判ってきた。換言すればこれだけの態勢でもって、オリーブ・オペレーションの構えが構成されているのである。

川原豪が使用した同型トカレフ「しかし、今回のような突発的事態は常に起こりうる、と見ていなければなりません。それは、即ち、反川上社主勢力の方がすでに息切れして、緊張の糸が切れてしまっているからに他ならないのです。この時点ですでに根負けしていることは、もうこれはいうまでもないことですが、その八方破れ、というか後先考えないやり方については、厳重なる対処をしていくつもりです。もっといえば、見えない防御線をわれわれは敷いていくのです。このことはわれわれの手の内を明らかにすることにもなりますから、つまびらかにいうことはできませんが、これからは表に見えない防御線の網の目がもっと細かになっていくのです。

オリーブ・オペレーションの元々の発生原因は他ならぬ川上社主が身をもって提起してくれたものです。このいわば命がけの提案をわれわれは絶対に無にしたりはしません。それは、ひいては香川県民に対しての私たちの義務でもあるのです。安心して暮らせる県創りに邁進してきた人達への私たちの回答を見せていく、ということなのです」。

さすがに銃撃事件が発生した後だけに、いつもの調子とはまた違った、いわば興奮を隠しきれないような言い回しで、この警察庁幹部は語る。

この幹部の言葉は、まさしく讃岐の事態を的確に指摘している。その意味での警察庁という司直のトップの大いなる意気込みなのである。

クロカワ、という人物の、マークを忘れるな!

山中敏勝が襲撃に使用した盗難車「これだけは言い忘れていました。もはや情報通の川上氏はお気付きかもしれませんが、それならば復習の意味で、この人のことをいっておきましょう。「クロカワ」、という人物をマークせよ、です。これはまた、旧時代の暗号めいていますが(笑)、そのままの意味です。なんの衒いもありません。ただ、この意味の奥は深いです。それだけは、肌で感じておかなければならないことです。特に讃岐のひと達は、です」。

まさしく重大なるインフォメーションではある。

本家が真剣に行う次の手とは? 『時代は変った!』

さて、もうひとつ気になる存在がある。それはいうまでもなく、川上社主の実行犯の所属先である。若林組はもちろんのこと、その先にある山口組本家のことである。この世界最大の組織の状況も、もちろん川上社主襲撃に直裁的に関わり合っているのである。

ある関係者がいう。

森裕之が使用した回転式拳銃「(山口組)本家にしても、川上社主の意図、それに、まっすぐな精神は十分に理解しています。だからこそ、ある意味、お互いに距離を縮めもせず、また遠くもせず、一定の距離感でもって、お互いの存在を認め合いながら、沈黙しあっているというのが現状です。これは実はとても大事なことで、そりゃ、いざとなればお互いは電光石火の如く動くことになる。それだけの実行力は、警察以上にあるでしょう。ただ、今は静観です。体の中に青白い炎を燃やしながらの、いわばクールでありながら、パッションはただ事ではない、という真剣なる静観の構えです」。

本家は、やがては、若林組への引導を正式に渡すことになるという。しかもそれは、驚くべきことに警察庁との阿吽の呼吸があるという。

「つまり、本家は絶縁、警察側からは、正式に解散届を提出させる、という両面作戦ですよ」。

これこぞ、前代未聞も未聞、史上初の特命事案ではないか!

ふたつの勢力は、ひとつだけ、異口同音のことをいっている。

「川上氏への理不尽な命を狙う、という行為。このことだけは、させない。時代は変ってきている。その手応えを掴んだ!」。

これである。

今、持たなければならないのは、正義=Aという簡単なようでいて最も難しい意識他ならない。そしてこのことは川上社主が、足掛け30年近くにわたって、本紙で述べていたことなのである。

「本年度上半期には一気呵成にケリをつける!」

弾の軌跡を測定中の川上と森本紙が長年に渡って追いかけてきた、「問題事案」のケリが次々につけられてきている。本年が香川改革の行動元年ということは、本紙でも再三に渡って報じてきたが、まさしくそれが現実になって来つつあるようだ。

ただ、本紙はそのような、ある意味、「予期」、に対する配慮はしていない。本紙が従前に報じたことが、その後次々に現実化することに対して、我田引水的な思いも、あるいは自慢のような思いも微塵も抱いてはいない。ただ、現実に起きていることを真摯に受け止め、それが引いては本紙が目指す、我が郷土香川の浄化に繋がればそれだけで良しとするものである。

「そのような姿勢がある意味、本来の報道機関としてのあるべき姿だと思っています。ただ、我が国の報道機関は大も小も皆、色が付いている、というか、情報にもバイアスが当たり前にかかってしまっている。そんな報道が横溢しています。それだけに四国タイムズの毅然たる姿勢に評価が集まるのだと思う」。

こうしみじみ語ってくれるのは、警察庁のさる幹部。

「お世辞などでは当然ありません。(四国タイムズに)お世辞を言っても恐らくは何も出ないでしょうしね(笑)。冗談はさておき、私達は、これまで一年以上かけて香川の浄化作戦を組み立ててきました。それを近く行動に移すことは四国タイムズで、これまでにも再三再四、報じられてきました。すでに掛け声だけでなく、行動元年として今年の前半から動き出しているのです。準備期間に時間がジックリかけられたのは、このオペレーションが、戦後初めての試みだからです。

いいですか。この際だからこのオペレーションの関係範囲を総括しておきますが、これは何も、私達警察庁だけでなく、検察庁から、裁判所のような法務関係機関、そして、金融庁から財務局まで金融関係の統轄機関に至るまでが加わった、総合的なオペレーションなのです。何故、このような大布陣が必要になったのか。

これもそのキッカケとしてこれまでくどく言ってきたと思いますが、
四国タイムズ川上社主への一連の襲撃事件を端としているからです。

川上氏に対する数回にわたるこの暴力行為は、確かに異常ですが、それよりなにより、この事件の連鎖は、暴力団から警察から、銀行から、果ては、検察から一部、弁護士に至るまで、それもそれら組織の人達の上から下まで驚くほどの関係者が入り交じって初めて起こされた連鎖犯罪だからです。それも対象者は川上氏一人。この現象はまさしく特異なんです。私達でも経験したことがないくらいの重層的な連鎖事件といっていい。

だからこそ、長い準備期間を経て、ここで初めて、一県(つまり香川県)単位における、総合的オペレーションを行うこととしたのです。それが、これも繰り返し言っていますが、オリーブ・オペレーション、ということになるのです」。

オリーブ・オペレーションと川上。すべてはここからである!
キーワードは、
@川上襲撃事件三本の柱、銃撃、鉄パイプ、そして、銃撃!
Aふたりの検事総長の首を刎ねる!
Bライオン小泉との連動!

 である。

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その130)

10年を経て真相見えた捜査権力の裏表

「香川県警の捜査放棄と冤罪捜査」の連載は、平成15年4月号から始まった。
今年の2月号で(その130)を数え、歳月は流れて11年近く、一度も途切れることもなく掲載し続けたことになる。

この連載を始めようとした動機は、本紙川上への襲撃事件が香川県警から捜査放棄されていることに業を煮やしていたところに、山口組梶原組元若頭の近藤秀三郎氏と大阪高検元公安部長の三井環氏が共に冤罪容疑で裁判を抱えていたからである。

原田元検事総長 小津検事総長要するに、本紙川上は捜査機関から捜査放棄され、一方では冤罪捜査で苦しむ当事者との深い関わりの中から解決の糸口を掴みたかったのだ。

本紙川上への「捜査放棄」は、平成18年3月7日夜の六代目山口組や香川県警の腐敗警官らを巻き込んで殺人計画実行へと発展した。標的はもちろん本紙川上である。

一方の「冤罪捜査」では、検察の裏金問題を三井環氏がテレビの「ザ・スクープ」で暴露されるのを避けるため、当時の原田明夫検事総長が大阪高検公安部長の三井環氏を逮捕させた。三井逮捕の冤罪捜査に協力したのは暴力団の渡真利、その渡真利の調書を作成したのが大阪地検特捜部の大坪弘道検事であったのだ。

後に、「凛の会」で厚労省村木厚子(当時課長)氏の郵便不正事件に関わり、部下の証拠改ざん事件では、逆に検察から逮捕されたあの大坪弘道大阪地検特捜部長その人。

先の三井逮捕では、協力者の暴力団渡真利の調書を作文したのも当時の大坪弘道検事だったのである。

権力のブレーキとアクセル 検察官適格審査会委員を点検せよ

捜査権力の運用には、ブレーキを踏むべき冤罪捜査と、アクセルを踏むべきである捜査放棄がある。

本紙川上の繰り返される襲撃事件ではアクセルを踏んで捜査するべきを、逆にブレーキを踏んで捜査放棄された。

三井氏や近藤氏らは、反対にブレーキを踏むべきを、逆にでっち上げの調書を作成して冤罪捜査を突っ走ってしまったということになる。

平成14年5月号の本紙当時の検事総長は原田明夫氏で、現在の「検察官適格審査会」委員11人の内の1人。

「四国タイムズ」(その130)の節目の連載で、図らずもブレーキとアクセルの捜査放棄と冤罪捜査の裏表が白日の下に曝されてしまったのだ。検察の改革には、どうしても具体的な事案が必要であったのであろう。

それも、検察のトップであった原田明夫・元検事総長が冤罪捜査の具体例で、小津博司・現検事総長は捜査放棄の具体例ともなれば検察の改革にはこんなチャンスはない。

さらに、検察の改革すべき問題点をすべて掌握している宗像紀夫・元高松高検検事長が、内閣官房参与であるとは願ってもない検察改革のチャンスとしかいいようがない。

三井元公安部長 大坪元特捜部長本紙の連載、「香川県警の捜査放棄と冤罪捜査」は10年余りを経た。国の歪んだ骨格を立て直すべく立ち上がったオリーブ・オペレーションも10年余りになる。

10年の時を経てオリーブ・オペレーションの地道な調査や捜査が功を奏し、やっと改革に向けての肝心要の糸口を掴んだように想像できるではないか。否、想像ではなく、是非そうあって欲しいのだ。

「小津博司・検事総長の捜査放棄」については、本紙の前(1月)号、真鍋前知事と浜田現知事の(逮捕執行後の手続き)送致は「受けない」に詳しく記しているので、是非インターネットでバックナンバーから目を通して欲しい。

さて、ここで平成24年8月号の本紙から抜粋する。なにしろ、検察の改革には、この紙面をまず押さえて今後を見通した方が、読者には分かりやすい展開になるはずだからである。

前・新検事総長「検察改革は不十分」  想像を絶する原田元検事総長の捜査手法

(前略)

7月21日付四国新聞での小津博司・新検事総長の記事。
《昨年8月まで務めた次長検事時代に、検察改革の一環で全国各地の地検を回った。一線の検事や検察事務官らと膝を突き合わせて、負担の重さや悩みを聞き、組織への要望を話し合った。「生の声を聞くのが大事。総長になってもできるだけ多くの現場に足を運びたい」と意欲的だ。》

日本の国は大丈夫である。

というのは、社会正義の実現に燃え巨悪に立ち向かいたいと願う検察関係者は、検察組織の改革を真に切望しているからである。

前検事総長の笠間治雄氏も小津博司新検事総長も、検察の改革はいまだ不十分で、なんとか改革の糸口を掴みたいとの思いが伝わってくるではないか。この検事総長の謙虚さと、検事や検察事務官の思いが一つになれば検察の改革は必ずや実現できるはずだ。

さて本紙川上も、検察の信頼回復を願う者の一人として、検察改革の実現に努力をしようではないか。

まず、検察が改革を必要となった起点日である歪んだ原因の日を特定しよう。

平成14年4月22日を「原田検事総長の想像を絶する指揮権発動の日」と名付ける。
そして本紙川上が検察改革に期待を寄せるのは、検察に逮捕された元検事二人の存在。

一人は平成14年4月22日に大阪地検特捜部に現役で逮捕された大阪高検元公安部長の三井環氏。もう一人は、平成22年10月1日に犯人隠避罪で逮捕された元大阪地検特捜部長の大坪弘道氏である。

この二人が私憤を捨てて協力しさえすれば、国民から信頼回復を期待される検察の改革は現実味を帯びてくることだけは間違いない。なぜなら、検察に逮捕された後、二人はこんな言葉を吐いているのだから。

三井氏「もう一度生まれ変わって職業を選ぶとなれば検事をやりたい」

大坪氏「私が検察に厳しいのは(検察を)愛しているからです」

この二人が吐いた想いの言葉を、「検察のあり方検討会議」委員である郷原信郎(元東京地検特捜部)弁護士が二人の想いを吸い上げれば検察改革はできるということだ。さいわい郷原弁護士は、大坪弘道被告の弁護団に控訴審から参加した。

機が熟したのだ。

一審で有罪判決を受けた大坪被告の虚偽調書作成という事実に的を絞り、虚偽調書作成の手口を知ることとなった切っ掛けを洗いざらい大坪被告から証言を導き出せば、歪んだ検察の実態が浮かび上がってくるはずである。

検察を愛する二人の逮捕原因が、「想像を絶する」原田検事総長の保身の術に行き当たることは自明の理である。要するに、平成14年4月22日の三井逮捕劇の当時には、大坪被告が大阪地検特捜部の検事として一枚噛んでいたということ。当時の大坪検事が検察のトップである原田検事総長の方針というか意向に沿って、暴力団渡真利の協力を得て、三井逮捕の虚偽調書を作成したということだ。

暴力団の協力を得て三井氏を逮捕したとなれば、当然に貸し借りの原理から言えば、検察は暴力団に借りができたということでもある(後略)

どうであろう。冤罪捜査の原田明夫・元検事総長、捜査放棄の小津博司・現検事総長。

検察の改革が不十分な今こそ、「検察の在るべき姿」を取り戻そう!

「基本的人権擁護」の歪んだ深層

小早川県弁護士会長は冤罪捜査の協力者

香川県の交通死亡事故は、人口比率からすれば連続でワースト一位。この現象を四国新聞の解説によれば「へらこい県民性」だそうだ。交通死亡事故ワーストを返上するため、読者と共に考えてみようではないか。

平成15年12月号本紙本紙が名付けた「へらこい県民性会議」会長は、浜田恵造香川県知事である。そこで今度は、「香川県警の捜査放棄と冤罪捜査」の連載から浮かび上がってきた弁護士会にも目を向けてみよう。

早速、平成25年度香川県弁護士会会長の小早川龍司弁護士の会長挨拶から。
《(前略)弁護士の使命は「基本的人権の擁護」と「社会正義の実現」です。

近藤秀三郎氏 津島利夫元警視一人一人の弁護士が,この社会的使命を自覚し,市民の皆様にとって「頼もしい権利の護り手」であり,「信頼しうる正義の担い手」となるように,法廷活動はもとより,紛争予防活動や人権擁護活動などにおいても,積極的に活動していく必要があると考えています。

そのためには個々の弁護士が依頼された事件を誠実に処理していくことが重要…》

本紙川上は、「冗談でしょう」と、つい、吹き出した。

浜田知事が、「へらこい県民性」の会長なら小早川龍司弁護士は副会長かな。

兎に角、平成15年12月号の本紙「小早川弁護士懲戒請求のその後」を見て欲しい。
《本年八月二十八日、香川県弁護士会に提出した小早川龍司弁護士の懲戒請求について委員会の調査が進んでいるのか、先月十一日、香川県弁護士会綱紀委員会の佐野孝次委員長から、求釈明書が届いた。

本紙がシリーズとして掲載している「香川県警の捜査放棄と冤罪捜査」に、冤罪の方で登場する、近藤秀三郎氏が弁護依頼していたのが小早川龍司弁護士である。

懲戒処分請求の理由は、同弁護士が弁護士として当然果たさねばならない任務を故意に怠って被告に不利益を与えたためで、請求人は、近藤秀三郎氏と四国タイムズ川上道大の連名である。》

平成10年8月27日、近藤氏が香川県警長尾署の津島課長によって冤罪捜査で不正逮捕されたのを、小早川弁護士は近藤氏の受任弁護士であるにもかかわらず、近藤氏を有罪にするため警察や検察に有利な協力をしたのである。

検察改革の起爆剤は「獣道」

原田検事総長が小泉総理に哀願

今や検察の信用は国民から
ガタ落ちで、中途半端な改革と称する見せかけの改革は繰り返されるばかりだから、検察官や検察関係者の誇りと自信を取り戻す真の改革は急務である。

後藤田元副総理 原田元検事総長 小泉純一朗元総理さいわい、やっと検察改革の条件が昨年末に出そろった。

一つは、平成14年4月22日の原田明夫・検事総長が逮捕を指示した三井環・大阪高検公安部長の口封じ冤罪捜査事件。

もう一つは、平成25年12月17日の小津博司・検事総長が前・現両知事の逮捕令状の執行に「受けない」と横ヤリを入れた捜査放棄事件である。

検察改革には、この元・現両検事総長による二つの事件に照準を合わせて紐解けば、検察改革の糸口は必ずや見つかるはずである。

福岡高検検事長の承認疑惑 告発された加納大阪地検検事正

まず、10年前の平成16年7月号の本紙から。なぜなら、時間の洗礼を受ければ嘘か真かの真相が浮かび上がるではないか。10年前の本紙の記事は公証役場で確定日付を受けたようなもので、誤魔化しは効かない。

「原田検事総長、任期途中で退任」「三井逮捕の真相を知る本紙川上、証人に」
《検察史上最悪の汚点を残した原田検事総長が任期途中で急遽退任した。三井口封じ逮捕後、三井氏のことを「想像を絶する…(悪徳検事)」と言ってのけた総長、その「想像を絶する…」とはそのまま自らの仕業に対する言葉であったのだ。

四月二十七日、三井事件が、いままで担当していた裁判長から新しく宮崎英一裁判長に代わった。流れも変わった。
次々、渡真利の証言が覆されていくではないか。

先月十一日、原田検事総長にとっては最悪の出来事が起こったのである。
前裁判長が、本紙川上を証人不採用にしていたのを、新しく就任した宮崎英一裁判長が、一変して採用したからである。
三井弁護団が次回の証人に本紙川上を申し出たとき、検察側は徹底して抵抗したと聞く。

四日後の六月十五日、原田氏は検事総長を退任した。

なぜそれほどまでに原田検事総長は本紙川上が証人採用されることを恐れたのであろうか。》

ここで、本紙川上が注釈を加えよう。

本紙川上が三井事件の証人に大阪地裁から証人として採用されたのは、平成16年6月11日の金曜日である。そして、原田明夫検事総長が検事総長を辞任するとテレビに映し出されたのは、4日後の15日の火曜日である。

検事総長は天皇の認証官であるから、正式には内閣の承認を経て6月25日に辞任し、その同日付で松尾検事総長に引き継いだ。

検事総長というポストからして、天皇の認証官という立場からして、次期検事総長に引き継ぐ10日も前から突然にテレビで辞任の挨拶をする検事総長が果たしているのだろうか。

本紙川上が大阪地裁201号法廷で三井事件の証言台に立ったのは、翌月の7月2日午後1時30分からの3時間。
宮崎裁判長は15分の休憩時間を10分に短縮して後の公判を再開し、真相を知ろうとする姿勢は本紙川上にも窺えた。

原田検事総長は、なぜ突然に、慌てふためいてパニック状態で任期途中に辞めたのか。

本紙川上が、その疑問に答えよう。

本紙川上が7月2日の大阪地裁法廷で、加納・福岡高検検事長誕生の秘話である「獣道」を証言すれば、マスコミが一斉に現役である原田検事総長に取材の集中砲火が浴びせられると想像したからだ。

原田検事総長は辞任したその直後から、アメリカに2年間も、ほとぼりが冷めるまで雲隠れしていたのである。

続けて本紙の7月号から重要関連ヵ所を抜粋する。
原田検事総長が発覚を恐れた「けもの道」

▼H13年3月29日 加納・高知地検検事正当時の詐欺容疑を被疑者として
 本紙川上が最高検察庁に告発

▼H13年10月21日 麹町の後藤田事務所で、原田検事総長が小泉総理に
 加納福岡高検検事長承認を依頼。(後藤田、川人、小泉、飯島、原田):敬称略

▼H13年11月13日 高松高検が加納被疑者を「嫌疑なしの不起訴」にする。
 小泉内閣が加納駿亮氏を福岡高検検事長に承認。

▼H14年4月20日 法務省三田分室「料亭かつら」で検察首脳が謀議、
 原田検事総長が三井逮捕を指示。

▼H14年4月22日 大阪地検特捜部が三井大阪高検公安部長を逮捕。

猪瀬都知事と浜田県知事との差別

小津検事総長の不逮捕指揮権発動は深刻

浜田・県知事 猪瀬都知事 小津検事総長捜査権力は、厳正公平な手続きによって進められなければならない。猪瀬直樹・東京都知事でも、浜田恵造・香川県知事であってもである。

ここで、同時期に発生した東京都知事の「医療法人徳州会」からの5千万円借用捜査と、香川県知事の「宗教法人宇宙真理学会」からの6千万(+4億収賄)円寄付受領捜査を比較検討してみよう。

東京都知事の場合は、問題が発覚して以降、都議会は徹底して猪瀬知事を追及して真相を求めた。二転三転嘘を繰り返したので三井環・元大阪高検公安部長が東京地検特捜部に告発。特捜部の捜査は順調に進んでいるようだ。

東京地検送り返し書一方、香川県知事の場合は、問題が四国タイムズで報道された後にでも、香川県議会は事態の追及を放置したままで、今年夏の知事選挙に逮捕令状が発行されていた浜田恵造知事を支援すると表明した。

もちろん、本紙川上は三井環氏に倣って同じように浜田恵造知事らを東京地検特捜部直告係に告発した。

どうであろう。東京都と香川県を比較すれば、捜査権力が厳正公平に運営されているかどうかが一目瞭然だ。

本紙川上が浜田知事らを告発した「告発状」は、高松地検に告発し直すようにと東京地検特捜部の山内検事から送り返された。小津博司・検事総長の「受けない」は事件がなかったということなのか。

中小検察独自捜査の生みの親

三井環氏と本紙川上が10年ぶりに再会

先(1)月17日午後5時30分、本紙川上はテレビ局のKさんとJR五反田駅で待ち合わせた。10年ぶりに三井環氏と会うためである。

再会した三井氏と本紙川上元大阪高検公安部長の三井環氏と再会するのは、じつに10年ぶりで、最後に会ったのが平成16年7月2日の大阪地裁201号法廷で本紙川上が証言した日以来である。

この日以来、本紙川上は心に堅く決めていた。三井環氏とは、「機が熟す」まで絶対に会わないと。マスコミ関係者や弁護士から三井氏と合流するよう促されもしたが、すべて拒否して頑なにその決心は貫いた。

時間は流れて、当時の原田検事総長が決断した三井(口封じ)逮捕事件の手法という手口は、その後、「凛の会事件」や、厚労省の村木厚子(当時)課長を逮捕した「郵便不正事件」へと発展し、さらに検事による証拠改ざんや犯人隠避事件にまで事態は深刻さを増し、検察の国民からの信頼は地に落ちたのである。

いま検察は、改革と称して旧来からの悪しき組織の脱皮を図ろうとするものの、三井逮捕事件の過ちを総括せずにただもがき苦しんでいるように本紙川上には思えてならない。これでは、社会正義に燃える真っ当な正統派の検事や検察関係者があまりにもかわいそうである。

平成26年の元旦、突然、三井環氏から年賀状が届いた。10年来、初めての年賀状だ。
「機は熟した」

本紙川上は、テレビ局のKさんに連絡をし、三井氏との再会をお願いしたのである。

その10年ぶりの再会の日が、1月17日に決まった。

三井氏との再会は10年ぶりであるが、テレビ局Kさんとは肝心な時期に連絡を取り合い必要となるであろう場面は逐次、録画していたのである。

三井氏逮捕後の5月21日午前11時から、本紙川上が大阪地検特捜部1609号室で小寺哲夫検事の聴取を受けた時も、検察庁に入っていく姿は録画されているのだ。

兎に角、検察改革のチャンスは到来した。

そらそうでしょう。東京都の猪瀬知事を最初に告発したのは三井環氏なのだから。

もちろん、小津検事総長から捜査放棄された「浜田恵造香川県知事の告発状」は持参して三井環氏から告発の手ほどきを受けるつもりである。






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