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特報
平成17年1月27日 (木曜日)  第4850号 第3種郵便物認可 (昭和22年8月22日)
発行所  四国タイムズ社 〒761-0104 香川県高松市高松町944-4電話087-845-6141
編集発行人 川上道大(みちお) 郵便振替 01650-6-25335  



高松市特報 (平成17・1・27)   1月号はこちら

高松市職労組合の委員長 裏市長・井竿助役の仮面を剥ぐ
小島葵・右翼会長と組み、30年も市政を牛耳る
井竿裏市長誕生は、脇市政の黒子役から

増田市長誕生の裏話
本紙が、脇市長の引退を決意さす

議会・右翼・暴力団との裏取引で延命 「取材拒否」、何をそこまで恐れるのか
鎌田・廣瀬助役を辞任に追い込む
助役の権力を悪用した身内の採用
役人市長から、民間市長を取り戻そう

高松市職労組合の委員長 裏市長・井竿助役の仮面を剥ぐ
    小島葵・右翼会長と組み、30年も市政を牛耳る
       
 
「川上さん、高松市の方はどうなっているの、このまま行くと県都高松は沈没や…」。

「ちょっと、待って下さい、真鍋香川県知事の仕掛けが終われば、高松にも手を付けます。二兎追う者は一兎も得ずと言うでしょう…」。

昨年の新年会で、不況にあえいでいる老舗の商店経営者からの問いかけに、本紙川上が応えた場面である。

異常を異常と感じない、役人気質がさらに異常を推し進めている。なぜ、高松市行政が病的組織に歪められたか、原因を明らかにして、行政の正常な活性化を図りたい。



   井竿裏市長誕生は、脇市政の黒子役から

戦後、日本の地方自治は、全国的に自民党中心の保守地盤に支えられていた。

香川県では、県知事は金子正則、高松市長は国東照太、それに三宅徳三郎氏であった。

その後、時代の流れか、大阪の枚方、京都に革新市長が誕生したのである。

高松市の改革に着手するためには、どうしてもここで押さえていなければならない出来事がある。なぜ異常な高松市の行政運営がまかり通るのか。

それは、昭和四十六年四月の統一選挙に溯(さかのぼ)る。

高松市長選挙への立候補者は三名。

広瀬実。高松市議会の主流、自民党同志会の公認候補、高松市助役を勇退しての立候補である。

鎌田道海。香川県議会の主流、自民党県議団からの出馬である。

脇信男。成田知巳社会党委 員長の秘書で、三度目の市長選挙に挑戦。

いわゆる、三つ巴の選挙。

時代の情勢は、保守が飽きられ、革新の火が灯りかけた、丁度その時であった。

脇信男氏は、唯一革新から、三度目の出馬。

保守からは、自民党県議団の鎌田道海氏と自民党市議団の広瀬実氏であったから二人が立候補ということになる。

 当然、自民保守の票は食い合いになり、この市長選挙は、保守・自民党と革新・社会党の戦いではなく、自民県議と自民市議の戦いであったとみて間違いない。

結果、ここに脇市政が誕生した。

「漁夫の利」とは、まさにこの事で、脇陣営からすれば「棚からぼた餅」とも言えないこともない。

高松市の改革を進めるには、この「ぼた餅」を誰が、どういうシステムの下で、どういうカラクリを用いて食ったかを、まず知ることから始まると指摘したい。

革新の脇陣営を選挙活動で支えたのが、若き日の井竿辰夫氏であった。

当時の高松市職労は二つの組合に分かれていたが、物怖じしない手腕が買われ、昭和五十年一月、合併された組合の初代委員長として井竿辰夫氏が誕生したことになる。

すなわち、実質、脇革新市長の選挙運動や選挙の資金集め、多数派である自民党への議会工作、当然革新組織であるからには右翼からの攻撃にも対応する役回りは井竿氏に回ってきた。

議会での多数派工作は、自民党と裏で手を結び、また、革新市長の宿敵でもある右翼対策では、小島右翼会長からの申し入れを聞き入れることで対応してきたのである。

なんのことはない。

脇・増田革新市政が三十年以上も続けてこられたカラクリは、井竿助役が裏方で、棚から落ちてきたぼた餅を、自民党や右翼の会長に喰わすということであったとは…。

市民への恩恵を敵対する側に与えて生き延びていたのか。



■ 増田市長誕生の裏話
    本紙が、脇市長の引退を決意さす

 
高松市行政の改革に着手するため、その糸口を見つける意味で本紙の既報を引用してみる。

平成六年十月号の本紙。

「脇高松市長が引退表明 本紙記事がきっかけか」

脇高松市長が九月十三日の市議会において、今期限りで引退することを正式に表明した。

 六期二十三年余りに及ぶ長期政権の座を降りることになったのは、本紙の疑惑追及によるという見方もある。

中略

とくに、脇市長が引退の腹を固めたのは議会中に入院したと言われるが、その直前、本紙が、大物右翼の連帯保証人に脇市長がなっていることを突き止めて報道。これが引退の直接のきっかけとなったという説が強い。

ともあれ、疑惑だらけの脇市長が来春限りで高松市政から姿を消すことになった。

しかし、退陣表明には後継者のことがふれられていない。おかしいと首をかしげた人も多かっただろう。

これには訳がある。

八月十三日、高松市古新町にあるリーガホテルゼスト高松に百人会と称する脇市長の支持者が集まった席上、脇市長が、「私は今期限りで市長を辞める」と発言し、「後継者として増田助役をよろしく頼む」と頭を下げたところ、香川県OBの原田暹(元香川県知事公室長)氏が立って「やめるのは了承できるが、後継者を決めておくのはおこがましい」と脇市長をたしなめたという。これにこりて正式表明では後継者にふれなかったようである。

次に、脇高松市長が引退する直接のきっかけになった、

平成六年二月号の本紙。

「脇高松市長の汚れた一面 大物右翼の連帯保証人に」

中略

市民の要望に力を得て脇高松市長を取り巻く疑惑を調査追及していたところ、信じられないような事実が二つも出てきた。一つは脇市長が大物右翼といわれるK氏に加担したことである。
昭和五十二年八月、K氏が七階建てビルの建設資金として百十四銀行を窓口にして住宅金融公庫から約二億円の融資を受けたが、その連帯保証人が、なんと、高松市長の脇信男氏である。

高松市錦町にある市町村職員共済会館の一室で二人が話し合って、
脇市長が連帯保証人のハンを押したと言われている。

たとえ、K氏が人間的にすぐれている人物であったとしても、地方公共団体の長が手を貸すとは許されることではない。すねに傷を持つ脇市長としては、なんとしても右翼の激しい攻撃を避けたかったのであろう。

本紙がこの記事を、平成六年二月に掲載したところ、脇市長にはよっぽど堪えたのか、市民病院に入院して、なんと、三月議会には市長欠席議会になったという経緯がある。

その後、脇市長の後継者に増田昌三氏が選ばれ、短期間で出世したことから、この増田氏の出世ぶりを、市役所内では“十三段飛び人事”と呼んでいた。



■ 議会・右翼・暴力団との裏取引で延命 「取材拒否」、何をそこまで恐れるのか
 
本紙は、繰り返し高松市長への取材を申し込んだが、未だにそれが実現しない。創刊以来、四国タイムズは市長室に入ったことがないのである。

暴力団若林組長や右翼の小島会長が気軽に高松市長室に入れるのに、なぜ、本紙川上については、取材拒否なのか。

今回その謎解きに挑戦する。

話は、井竿氏が脇市長の秘書課長時代に遡る。

本紙川上が、当時武道場を運営していた時、脇市長に面会を申し込んだ時に対応したのが井竿秘書課長であった。

その時もやはり市長との面会はダメ。そばにいた鎌田助役に理由を聞くと、

「川上さん、あんたは市長から右翼と見られてるから、会わないのでしょう」…絶句。



   鎌田・廣瀬助役を辞任に追い込む

 本紙が鎌田助役を追及する切っ掛けとなったのは、たわいもないことからであった。

それは、脇高松市長が、
当時、本紙川上の面会を拒否する理由が「右翼と見られている」から会わないというのであれば、右翼でないことを知っている鎌田助役が、脇市長にそれを説明するべきではないかと考えたからである。

四国タイムズ創刊号に続けてだした、

平成四年二月号の本紙。

「幹部の不評高まる 市政に真に役立つ人を」

市長に次ぐ市政の重要なポストに助役がある。

市政がうまくいくか、どうかは助役の手腕と人格に左右される場合が多い。
高松市の場合は第一助役が鎌田忠氏、第二助役は矢野輝男氏

。第一助役の鎌田氏は、助役として古くなるにつれて、市役所内外からよからぬ風評が高まってきた。

 これを重くみた本紙は、鎌田助役を追跡、調査し、その実態にメスを入れる。その結果、不正とも受け取れる事実と無軌道とも思える行動を突き止めることができた。

まず、出入り業者に癒着でないかとカンぐりたくなるほど以上に肩入れしていることが分かった。高松市鬼無町にY園という造園業者がある。

中略(市発注工事の元請け業者や癒着造園会社に、鎌田助役の自宅新築工事を請け負わせていた記事)

次に、鎌田氏の助役らしからぬ行動について、ちょっとふれてみよう。

鎌田助役は、公用車を交通ルールに反して自宅横に付けさせて交通の妨げをする。運転手も困っているのであるまいか。また、車の窓から鼻をかんだ紙をポイと路上へ投げ捨てたりする。

また、この人は、脇氏が初めて高松市長に当選した時の選挙において上司であった広瀬実候補者(広瀬氏は助役、鎌田氏は建設部長)に応援すると約束しておきながら、裏切って脇氏へ回ったといわれている。

この記事は、その後議会でも取り上げられ、鎌田忠助役は任期満了前に辞任した。本紙川上は、脇市長や高松市幹部らの前で、鎌田氏の涙ながらの辞任挨拶に一瞬立ち会ったことがある。

次に、広瀬年久助役が辞任を決意するに至った、

平成十六年九月号の本紙。

「増田市長の助役選択は、自身の今後も占う 
           高松市助役のポスト、商品券一万円の値打」

平成八年、高松市議会が助役に広瀬年久氏を承認したのを受けて、広瀬氏が一万円の商品券を全市議会議員に配った…。

こんなお粗末な廣瀬助役を九月議会で再任するとなれば、平成八年の商品券一万円が買収工作であったことを裏付けるではないか。




   助役の権力を悪用した身内の採用 

平成六年一月号の本紙。

「脇高松市長、収賄の疑いか 陳情実現にもカネ 不明朗な人事採用も公平に」

 脇高松市長をめぐる疑惑のうち、不正人事と思われるものについて調べてみた。

 まず、市長夫人の親類に当たる男性が高松市総合福祉会館につとめていた。この人は公開試験によって採用されたのではなく、市長による縁故採用らしい。

また、脇市長の腹心といわれる井竿収入役の子供は二人とも市に就職。

一人は市共済組合、一人は昨年開業した高松テルサである。
特にテルサに勤める子供は長期間、予備校に在籍していたようだ。

高松市の人事は広く門戸を開放し、競争試験によって優秀な人材を採用すべきであるのに、中小企業にみられるような縁故によって採用するのはいかがなものだろうか。

 この記事は、十一年前に掲載した内容である。

井竿助役が、本紙に対して取材拒否という徹底抗戦を挑むのも、ある意味で解らないこともないような気もする。 

しかし、公的な役職に就けば、あくまで報道の洗礼を受けなければならないことも、現実である。

この二人の子供については高松市の外郭団体ではあるが、直接、井竿助役の職務権限が及んでないと言い逃れをすることは間違いないであろう。

しかし、このテルサ不正採用疑惑で息子の井竿真司氏のことを調べるうちに、新たに首をかしげるようなことが分かった。

 本紙が辞任に追い込んだはずの廣瀬年久前助役が、テルサ・財団法人高松勤労者総合福祉振興協会の理事長に座っているではないか。着任は昨年の平成十六年六月一日であるから、助役を辞任するわずか数カ月前でないか。

あつかましいのにも程がある。市民が不況に喘いで、就職難で困り果てているとき、井竿助役は自らの延命を図るため、要所要所には手厚く就職の面倒をみ、取り巻きの側近には、盤石な体制を敷いているようだ。

たとえは悪いが、イラクのサダム・フセインが、生まれ故郷ティクリットの人達には特別な優遇をして、外的からの攻撃に人間の楯として悪用したのと似ているともとれる。

もっともサダム・フセインとの違いは、ある意味、革新の宿敵であるはずの、自民党や右翼とも手を結び、30年以上も生き延びてきた事であるまいか。

また、高松市の財政難に赤字で採算のとれないテルサを買い取ったことを考えると、息子の失業対策でテルサを高松市が買い取ったという見方もできる。

ここで、最後に井竿助役の職務権限が及ぶ決定的な不正採用を紹介する。

井竿辰夫助役は、財団法人高松市駐車場公社の理事長も兼務している。

平成十五年四月、この財団の雇用に、縁故で実弟の市原数義氏を不正に採用した。

不況が続く中、洋菓子店ボルドに勤めていた実弟がリストラにあったための救済処置。



   役人市長から、民間市長を取り戻そう

昭和四十六年に始まった脇市政までは、国東・三宅市長という自らのビジョンとポリシーを持って行政に携わっていた人物であったから、自民党市会議員団にとって扱いにくい市長であったであろうことは想像がつく。

そこに目を付けたのが井竿氏で、脇市政の議会工作のため自民党議員の言い分を満たしてやることによって延命を図るという姑息な悪知恵を編み出したようである。

 この手口は、右翼対策や、同和、暴力団、あげくの果てに、増田市長の命取りとなるであろう漁業補償の裁量権逸脱事件にまで及ぶことになったようだ。

また、井竿助役との会談中、

「私はどんな人とも話をする、日本皇民党の大島総裁とも、
                   夜中の二時まで、ほかほか弁当を食べながらやったことがある」

 とあたかも本紙を牽制するかのように話していたことを思い出した。

組合の元委員長が、右翼をダシに本紙川上を脅そうとは…。

要は、俺には右翼の小島会長や、大島総裁が後ろに付いているからあんたは怖くないよ、と言いたいのであろう。

とにかく、役人感覚市長から、民間感覚市長に切り替えることが、高松市民にとって急務であることは間違いない。






平成17年1月5日 (水曜日)  第4849号 第3種郵便物認可 (昭和22年8月22日)
発行所  四国タイムズ社
〒761-0104 香川県高松市高松町944-4
電話087-845-6141
編集発行人 川上道大(みちお)
郵便振替 01650-6-25335  

News Index    News Index    News Index    News Index
『K・Kオペレーション』とは?
警察庁による未曾有の大作戦
悪質なる警察不祥事を根絶せよ!
ある禁じ手≠ェついに使われた!!
描かれていた、川上社主を中心に
             全てを巻き込んだ円周

四国財務局の銀行癒着が、改革を阻害
便宜と利益の交換供与で同じ穴のムジナ
               (香川・愛媛・阿南)

大林会長の不倫体質、部下真似る
        香川銀行は生き残られるのか
異常な愛媛銀行の茶番劇
      本紙のスクープが大事件に発展か
佐竹理事長は、藤坂理事の替え玉
阿南信金は、藤坂銀行に成り下がったのか
同和運動の立場を悪用か
年頭のあいさつ



『K・Kオペレーション』とは?
    警察庁による未曾有の大作戦
       
 
文字通り、未曾有の事態が動き出しているのだ。これは大袈裟でなく、革命と名付けても過言ではなかろう。それほどのインパクトを持つ、あるプロジェクトがすでに動き始めており、それは、今年早々にもその姿を現すことになりそうなのである。

 これは、『K・Kオペレーション』と密かに名付けられている。主体は何を隠そう、警察庁である。

 当の警察庁幹部が語る。 「とにかく初めてづくしのアグレッシブなタクティクス(※攻撃・積極的な作戦の意)です。具体的内容についてペラペラと喋るわけにはいかないが、それは焦らなくとも来年(この談話は、昨年末に聞き得たものである)の年度替わり(三月)までには、その正体がハッキリするから、それまでの僅かな辛抱ですがな(笑)…」。

 ジョークを交えてこう語る同幹部であるが、このときの眼は真剣そのもの。この『K・Kオペレーション』なる代物、まさしく伸るか反るかの非常に際どい極秘作戦だという。語り口はあくまで堅いが、この作戦の片鱗を点描すると、次のようになる。



   悪質なる警察不祥事を根絶せよ!

 警察庁は、このところ頻々として起きている警察官の不祥事等々に対して、恐らく最初で最後の非常手段を駆使した驚くべき粛正作戦を展開していく。

 例えば、昨年一年で各警察において明らかにされた不祥事の類は、驚くべき数に上っている。警視庁は、八〇余り。裏金問題で大いに世間を騒がせた北海道警は一五〇余。あと目立ったところはというと、宮城、福岡、それに神奈川のそれぞれ各県警本部が、数量の点で不名誉な上位になっている。しかし、これはあくまで数量における上位であって、これが今度は内情(性質)となると、このランキングは大いに変わってくるのだという。

 警察官の不祥事の内情もしくは性質というのはどういうことであろうか?

 「要するに悪質極まりない不祥事が存在する、ということ。北海道警の裏金問題は、確かに悪質だが、これが習慣化してしまえば裏金という疚しい意識がなくなり、却って堂々と行うことになります。度合いからいけばこの不祥事の性質は悪質度が軽い、ということになります。誤解されたら困りますが、これはあくまで不祥事を起こした警察官のその不祥事に対する呵責の度合い、とでも言い換えられるものなのです。罪そのものの量刑であるとかの観点ではなくて、罪を犯す者の心理情況をひとつの秤としているのです。ここで悪質度が低い、といっても決してその罪が許されるものである、ということではありません。くどいようですが、この性質、というのは、罪を犯す警察官の心理状態を基準にしている、ということです」(同)。

 非常に簡単に言えば、赤信号、みんなで渡れば…=Aというような心理情況にある不祥事というのは、その不祥事の悪質度が低い、ということを言っているのであろう。これはある意味、集団心理で、確かにこの幹部の指摘通り、罪を犯す側にとっては、呵責度は低いと見られよう。

 「だから、その逆の悪質度が高い不祥事、というものも存在することになります。そういう中で最も不祥事の性質が悪い、と決定づけられたのが、何を隠そう香川県警なのです。香川県警は、一時、不祥事が重なり、『週刊新潮』のような有力週刊誌などにも書き立てられたことがありますが、それも、喉元過ぎれば、で多くの人の記憶からそういうことは忘れられてきています。ところが、実際は、そうではない。悪質度が最高の不祥事が明るみにならないところで多数発生しているのです。これを報じているのは、地元の四国タイムズ、一紙のみです。そして、この悪質度の高い不祥事は、実は、唯一報じ続けているこの四国タイムズが被害者として関わるものが沢山あるのです」。

 まさしく衝撃的なインフォメーションではあるが、実は本紙がこれまで報じ続けてきた事件の数々は、実は、警察官が後ろで糸を引いていたものであったのだ! これは紛れもない事実、なのである。



   ある禁じ手≠ェついに使われた!!

 「そう、私たちから見れば、これはたいそう残念な事ではありますが、事実です。だからこそ、今回のタクティクスを断行しなければならなくなっているのです」(同)。 本紙四国タイムズは、このショッキングな事実関係を正確に捉え、これまで香川県警の醜い部位を剔抉してきた。 そして、『K・Kオペレーション』は、いよいよ核心に触れたところとなってくる。 「このタクティクスの一番の目玉は、なんと言ってもBに絡んだものです…」。

 ここでいわれる、B、とは、暴力団のことである。暴力団のイニシアルB、このことを指しているのである。そして、Bに絡んだもの、ということになると、これはどういうことになるのだろうか? 警察庁のビッグプロジェクトとBコト暴力団との絡み、これは俄には想像出来得ない。

 「それはそうでしょう。全貌やこれまでの過程をスッカリお話しするわけにはいきません。しかし、ただひとつ言えること、これは来年早々には判ることでしょうから敢えて言わせてもらいましょう。 それは、空前絶後の応用作戦です。これは史上初めてのことで尚且つ今後絶対に行われないものでしょう。それを踏まえて聞いてもらいたいのですが…。つまり、警察庁とBが一時ですが、ある同じ目的に向かって上層部のみに限られますが、ひとつの情報交換、情報の共有を行います。これは誤解を恐れずに最も平たく言えば、警察庁とBとの一瞬の握手です。これこそ、史上初めての作戦といっても差し支えないでしょう」。

絶句させられたのはもちろん当方である。このオペレーションの凄み、というものがこの幹部から沸き上がっていた。警察庁とBコト暴力団との一時的握手。それも、同じ目的を持った握手、というのだ。この事態、そして内容に驚かない者はいるはずもない。 「すでにB側の最高幹部との連絡は取れています。そして承諾も得ている。もちろんここではBについて、その存在そのもののインフォメーションをお話しするわけにはいきませんが、国内最大級の広域指定暴力団です。このタクティクスは、このBの本部がある県警本部シークレット部隊との連携も行っている。ある意味、両者の連携はかなりのレベルで取れています」。

凄まじいばかりの進捗度といっていいだろう。確かにこの幹部が言うように、警察庁という立場であっても、あるいは暴力団という立場であっても、国家、という一括りのなかで考えると、同じ方向に向かっている、或いは、同じものを目指している、という部分は絶対にあるだろう。国体の護持、国体への矜持、というレベルで捉えれば、表向き水と油のような関係性であっても、実は求める方向は同じなのである。そう考えると、この作戦の大胆性の真意、というものが判ってこようというものである。

「そうなんです。どのような立場であってもやはり求める方向が同じという部分、というか、琴線に触れる部分、というところでは共通しているのです。これを、今回の作戦で実行していこう、ということです。しかし、これはある意味では禁じ手かもしれません。だからこそ、一回こっきりの大作戦なのです」。

 逆に、この幹部の言う意味から全く逆行した者がいる。

 私利私欲のためにあってはならない癒着を続ける者。それは、警察官と暴力団である。警察情報を漏洩して小遣いを稼ぐ。警察官を搦手で取り込んで弱みを掴み、虜にしてしまう暴力団。 さらには、この醜い関係を円周の中心として、様々な勢力がこの円の中や外に蝟集してくる。

 「香川、もっと正確にいえば四国タイムズ川上社主が中心点にいる円の中には、これらの勢力が全て集合していました。まさしく希有な例。恐らくこれまで我が国ではここまで凝縮された例はなかったでしょう。だからこそ、今回のタクティクスをわれわれは敢えて実行するのです」。

 この言葉は、まさしく決意のほどを端的に表したものであることが理解出来よう。



   描かれていた、川上社主を中心に全てを巻き込んだ円周

 ここでいわれる、勢力≠ニは、警察や検察のいわゆる司法、暴力団(具体的例として若林組)、金融(同じく東証、大証一部上場の香川銀行)、行政(同じく真鍋香川県知事や増田高松市長、或いは各県内首長、或いは国会議員や県議会議員等々)、そして、民間企業(建設業社、大手商社やメーカー等)、その他諸々の拮抗や反対勢力。つまり、日本の三権分立(司法、立法、行政)と、政・財・官それに暴力団というアングラ勢力が全て川上社主の円の内外で蠢き、どれも勢力を伸ばそうとしていたのである。

 まさしく驚天動地の事実だといわなければなるまい。しかし、それはいずれも本紙において既報の通りなのである。これらの複雑怪奇な関係者との絡み合いから表出したものが、川上社主への銃撃事件並びに鉄パイプ襲撃事件なのである。さらにこれに絡んで、最高裁の判決(川上社主に対する名誉毀損の刑事裁判)に連なる。

 「いいですか。話は確かにここ十年余という時間的経過を抱えていますし(※これは座標軸の横線である)、表出した部分についても丹念な分析(※これについては座標軸の縦線を当て嵌める)が必要です。そのうえで関連づけて考えなければならない。一見複雑怪奇でしょう。

 しかし、結局一本の線、というものがあるのです。実際にある。それは、川上社主に対しての香川県を中心にして起きている事態、ということです。これはシンプルですが、この線の太さはそんじょそこらの事件の比ではありません。この点をもう一度噛みしめて戴けたら、自ずとこのタクティクスの目的は判ってくるはずです。

 そしてこのタクティクスの名前の由来ですが、K・K、というのは、もうお判りかもしれませんが、川上社主の頭文字K、それに香川県の頭文字K、これなのです。当初は、香川ではなく讃岐、と称していましたが、タクティクスの命名に際しては現実表記の香川としました」。

 もうこれ以外言葉はない。

 これまで本紙がそれぞれについて詳報してきたことが、ここに警察庁あげての大作戦の下、一掃という形で表れるときがやってきた、ということである。

新しい夜明け、遂に来たる!



■ 四国財務局の銀行癒着が、改革を阻害
    便宜と利益の交換供与で同じ穴のムジナ(香川・愛媛・阿南)

 
あと二ヵ月余りで、いよいよ待ちに待った、本格的なペイオフ解禁がやってくる。

待ちに待ったとは、従来の金銭感覚では日本国が立ちゆかなくなるからで、国を憂う気持ちがそう表現させた。

今後、金融庁が排除や吸収やらを駆使して金融界の再編・改革を断行するから、本気であることは間違いない。

危機管理意識に乏しく数字あわせだけに終始して、健全と自ら称していただけの銀行は淘汰されていくのは、必至だ。



   
大林会長の不倫体質、部下真似る 香川銀行は生き残られるのか

 部下は、必ず上司の真似をするものであるから、
リーダーの傲慢な会社はそれが会社全体に伝染し、傲慢な体質となってしまう。(『経営者の教科書』江口克彦著)。


香川銀行の改革は、まず銀行内部の不倫など職員綱紀を粛正することから始めなければならないのでないか。

本紙の昨年七月号に「10年前と変わらない香川銀行の体質」という見出しで、香川銀行の内部情報、それも女性からと思われる男女問題を掲載したことがある。

この時は、香川銀行本店の香川雅俊経営改善室長については実名にした。香川銀行への送付は「受け取り拒絶」が長年続いたので取りやめていた。

しかし、どこかで本紙を読んで、改善してくれるようにと期待し、女性名については、プライバシーへの配慮で仮称にして注意喚起したがまだ効果は無いようだ。

「お金のけじめ」と「男女関係のけじめ」は表裏一体で、特に同じ銀行内に席を置く者同士の男女となれば看過できないではないか。

過去にも、女性行員が愛人のために億単位の金を横領したとか、逆に、男性行員が愛人のために銀行の金に手を付けたという事件が、繰り返し起きてきたではないか。

 今回の香川銀行内部同士の男女であれば、犯罪手口も巧妙になり被害額も甚大になるのは必至である。
銀行業務は、人様のお金を預かり運用して成り立つ業種。人の金も自分の金も区別が付かなくなれば、れっきとした犯罪である。

香川銀行内で行われている、上司が部下の女性行員に見境もなく手をつける、それも人妻等に関係なくというから、十年も前に掲載した「香川銀行は伏魔殿」の体質が一向に改善されていないと断言せざるを得ない。実に残念なことではないか。

香川銀行の体質は、当時の大林頭取のけじめなさがそのまま組織内の男女関係にも反映している。

大林頭取が本紙の指摘した記事に対して、反省もせず、逆に「名誉毀損」で高松地検に刑事告訴したという経緯がある。この対応が、いまだに香川銀行そのものとしての体質として残っているのだろうか。

「人様の金と人様の女」の区別が付かなくなれば銀行マンとしての資格はない。

今回はより踏み込み、改善されなければ、次回はそのまま実名で掲載する。


いつも、新聞拝見しています。

香川銀行のふしだらな悪女が1人増えました。

丸亀支店S・●、主人、子供がいながら、今まで何十人とも関係して、現在はトップと、密着して昇格しようと企てている。

また、徳島支店のH・●も同類の女の一人である。

今回増えた悪女は宇多津支店のS・●です。

男性遍歴は数知れず、トップとの密着もかなりあるという。

このように、同じ同類の悪女が増えつつある現状を阻止したいと思いつつ世間に知らせて罰して反省して欲しいのでよろしくお願いします。



   
異常な愛媛銀行の茶番劇 本紙のスクープが大事件に発展か

 昨年の八月六日、四国財務局が、愛媛銀行に対して業務改善命令を出した。 

しかし、扱った不祥事は新居浜支店の元行員が顧客の預金通帳を担保に現金をだまし取った詐欺横領などの五件のみ。

その後、一色会長ら本店経営陣の記事を、改善命令からわずか一ヵ月足らずの九月五日号で本紙がスクープした。

「愛媛銀行に何があったのか四国財務局、業務改善命令に目こぼしの疑い」が、それである。

@愛媛パートナーエージェンシーの高塚社長が、前職場の「ひめぎん総合リース」の役員時に、六,七百万の使い込みをしたことが発覚。
しかし、解雇でなく退職金が出る依願退職であった。
この特別扱いは、高塚社長の妻と一色愛媛銀行会長の妻が姉妹であるのが理由である。


Aもう一つは、湯築支店の福井課長が六,七千万円の横領がバレ、左遷か解雇の辞令が出て首を吊って死んだ。

朝日新聞・04年11月11日付

「流用は3億4800万円

愛媛銀不正 頭取ら7人減給」今年7月に自殺した愛媛銀行の支店課長による顧客預金の不正流用問題で…

茶番劇もいいとこではないか。

@の「高塚元社長と一色会長の関係」を問題にすべきで、
Aについても「死人に口なし」では済まされぬ。




■ 佐竹理事長は、藤坂理事の替え玉
     阿南信金は、藤坂銀行に成り下がったのか
 
 
本紙が阿南信金を取り上げてから、はや四回目になる。

取材を続けていく中で、この信金の改革は、ある意味で簡単であるということが分かってきた。藤坂菊市非常勤理事からの影響力、すなわち呪縛を解く。ということである。

今回の追及は、徳島商工連合会の吉田総務課長らが三億円の見せ金を阿南信金の那賀川支店に定期預金をして、藤坂理事の不正に片棒を担いだのではないかという話。

 阿南信金本店で、その抵当設定されていない三億円を元に、根回しを済ませた藤坂理事が那賀川支店から二億四,五千万の金を引っ張り出した。その後も融資を繰り返させ、最終的に約十三億円もの金になったようだ。その後しばらくして、見せ金の三億円は徳島商工連合会に引き上げてしまったという。

これなどはまさに違法な導入融資ではないか。



   同和運動の立場を悪用か

 阿南信金の改革はある意味で簡単だと言ったのは、健全な理事や職員がいるということでもある。ただ会議で、藤坂理事の不正を取り上げると、

「ワシが同和やからソンなことを言うのか…、ワシを差別して虐めるのか…」ということになって、改革に手が付けられないのが現状のようだ。

また、阿南信金外ではこんな話も、藤坂理事所有のマンションを新築したとき、田んぼの水路に、蓋や橋を勝手に架けたので関係農家の人が文句を言うと、例の、「ワシが同和やからソンなことを言うのか…、ワシを差別して虐めるのか…」が始まるという。一体どうなっているのだろうか。

まじめに同和運動に取り組んでいる関係者に聞いてみると、「川上さん、それを似非同和というのですよ、そういう人がいるから、私らの運動が誤解され、世間から白い目で見られるのです。
四国タイムズでどんどん叩いたらいいではないですか…」と、逆にハッパをかけられた。

時代は、間違いなく変わってきているのである。

現在の藤坂菊市氏の肩書きは、那賀川町商工会会長、那賀川町町会議員、阿南交通安全協会会長、それに阿南信金非常勤理事である。



■ 年頭のあいさつ
 
香川県民の皆様、あけましておめでとうございます。

私にとって昨年は忙しい一年でした。昨秋までは年金改革などの社会保障問題で、またそれ以降は自衛隊イラク派遣延長や防衛計画大綱策定などの安全保障問題で忙殺されました。

そのなかで実に清々しい気分にさせられた事があります。各地で活躍する若い自衛官に接したときです。

 私は新潟中越地震の被災地や、自衛隊のイラク宿営地サマーワを視察し、自衛官の活動状況を目にしました。夜を徹しての活動、厳しい気候環境での作業、決して楽なものではありません。それでも彼らが、やる気に満ち溢れ、目を輝かせながら活動するのは、地元の方々から「ありがとう」という感謝の一言があるからだと、口を揃えて言っていたのが印象的でした。

人に感謝されることに生き甲斐を感じ、またそれを求めて精進する。仏教の言葉に自利利他というのがありますが、今の日本人はこの心を忘れがちではないでしょうか。こういう気持ちが、人との心のふれあい、郷土愛や愛国心を大切にする人を育てるのだと思います。

今年はトリ年です。トリがこうした心のふれあいを我がふるさとに是非運んでもらいたいと思います。私もまた明るく希望に満ちた国創りを目指してがんばってまいります。

本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

平成十七年元旦

衆議院議員 大野よしのり



■ 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その22)
    鉄パイプ襲撃から五年、真相解明を急げ
 
 
日本を愛する気持ちは皆同じ。戦後六十年を迎え、ここらでもう一度我らの常識を点検する時期ではないだろうか。職業の選択は自由であるが、職業の使命や役割までも偽る自由はない。「日本ハム」や「讃岐うどん」にあった虚偽表示は不法行為で、今厳しく、世論や司法から責任を問われている。安く仕入れて高く売る。この商売の鉄則でさえ産地やブランドを偽れば罰せられるのである。

男は男らしく、女は女らしく。政治家は政治家らしく、警察官は警察官らしく、ヤクザはヤクザらしく……。

警察官がある時、ヤクザになったり、ヤクザが警察官になったりでは国民も堪ったものではない。

これを虚偽表示とは言わないのだろうか。

幸いこの信じられないような事態、拳銃発砲と鉄パイプ襲撃事件に本紙川上が遭遇したので、報道という職業の使命の基、白日の下に晒してみたい。



   捜査放棄の実態が白日の下に

  

 最近、本紙川上は、身近な人からこんなことを言われた。

「川上さん、新聞で人を追い詰めるのもいいけど、最期の逃げ道だけは開けとかないかんよ…」。

また、ある人は、

「新聞始めた頃は、半年ぐらいで止めるのかと思っていたけど、よくやるね…、いまだに信じられないけど、あんたが掲載してる腐敗警官と若林組のこと、ほんとうだったら許せないね。42,195のマラソンでいうなら、40qぐらいまで走っているのやから、絶対、ゴールまで入らないかんよ…」

本紙に対して、二つの見方があるが、たとえ鬼と言われようと、蛇と言われようが、ゴールまで走るのが報道の使命と考えている。

ところで、昨年九月二十九日、山口組若林組の篠原組長、同・森組長、同・広沢幹部の三人を使用者責任で神戸地裁に提訴していた公判も、この二月で三回目になる。

原告、被告の係争方針も見えてきたので、ここに紹介する。

訴状は、

「被告ら配下組員による原告らに対する殺人未遂事件」としての扱いである。

鉄パイプ襲撃状況は、

原告川上は、平成十二年一月十九日午後八時頃、自己所有車で、助手席に妻、助手席後部に長男を同乗して帰宅していた。

襲撃現場は屋島カントリー進入路の山中であった。

 待ち伏せしていた若林組関係者の西岡、木村らが、窃盗した車を原告運転の車に突っかけ停止させ、目出し帽で覆面をした西岡が鉄パイプで原告川上を鉄パイプで襲撃した。

詳細は本紙既報に譲るが、この事件を香川県警腐敗組が、器物損壊と只の暴力行為で扱い、三年の時効が過ぎた平成十五年六月二十四日、現在の若林組川井本部長、西岡、木村を逮捕した。打ち合わせ通りの窃盗罪のみである。

七月十四日には車を窃盗したことと、その車で、原告川上らを襲撃したことも認めた。

若林組川井本部長は殺人未遂罪を窃盗罪のみで片付けてくれた腐敗警官に感謝しながら、サッサッと散髪して刑務所に向かったというから、よっぽど嬉しかったのではなかろうか。

原告側の方針

@被告人川井則之、西岡誠二、木村重利らの窃盗等被告事件(平成15年10月17日確定)の記録一式の表示を求めた。

A必要部分については、起訴状、冒頭陳述、証拠関係カード、判決書、被告人の員面、検面全部、実況見分調書、検証調書…。

B証すべき事実としては、

川井、西岡、木村の事件記録には、原告宅をピストルで襲撃し、ピストル4発を原告宅に撃ち込んだいきさつ、及び原告ら3人の乗車する車を鉄パイプで襲撃し、原告ら3人の生命に危険を及ぼした事情並びにそれらが若林組組長の本件被告篠原重則、同組舎弟の本件被告黄津一、森組組長の本件被告森隆の、組をあげての川井等3名に対する命令をした事実が存在すると推測され、これによれば、被告らの使用者責任が明らかになると推測される。川井ら3名が原告を襲撃して、刑事被告人になっているので、原告を襲撃した事実は、この刑事記録以外には立証の方法が無いため。

これらの書類を神戸地裁から取り寄せてくれるよう申立書を提出した。

被告側の方針

山口組若林組二代目篠原組長らの係争方針は、一言で言えば、権力からの保身による逃げである。

被告らが提出した「答弁書」を検証してみる。

@原告らの被告篠原重則及び同森隆に対する請求をいずれも棄却する。

A被告篠原重則が二代目若林組組長であることは認める。但し、二代目若林組が発足したのは、本件事件の二年以上後の平成十四年五月十日である。本件事件当時存在した若林組の組長は若林ワであり、被告篠原重則は本件当時は組長ではない。

何かの間違いではないのか。本当にあの山口組直参組長が出した方針なのだろうか。これでは五代目山口組渡辺芳則組長が余りにも可哀想である。

三代目山口組田岡一雄組長の信望があった梶原組梶原清晴組長の下で任侠道を磨き、後に二代目梶原組若頭を務めた近藤秀三郎氏からヤクザについてこう聞いた。

「我々のように山口組の杯を貰った者は、組織のトップのためなら、たとえ事実で無くても、罪を背負って刑務所務めをする、あんたにはわからんやろうけど、それがヤクザなんや……」。



■ 鉄パイプ襲撃は、池田元県議の催促から
 
 香川県行政、香川県警、山口組若林組は地下水脈で繋がっていた。本紙は、この絶対あってはならない連携場面を垣間見たことがある。

平成七年一月十一日午前七時二十分頃、建設業協会坂出支部の副支部長であった今治氏が、迷惑な強制捜査のトバッチリを受け逮捕された直後、本紙川上が当時の本多出納長に面談したことがあった。その時、言った言葉が今でも忘れられない。

「川上さん、おかげさまで、ナンバー2だけの逮捕で終わりました………」

ナンバー2とは、副支部長の今治氏を指し、「おかげさまで、と言わしめたナンバー1は、坂出支部長の綾氏を指すのである。

このカラクリは、こうである。

綾支部長の親類で、当時香川県警顧問をしていた吉田正巳弁護士。

当時本紙川上を逮捕してみせる、と豪語していた県警神谷刑事部長(直属部下に捜査二課の津島利夫・現警視が存在)。

若林組の舎弟で、当時議長をしていた池田長義県会議員。池田県会議長と蜜月関係にあった本多英信香川県出納長。

 これらの癒着関係の中で、綾支部長の逮捕は見送ったというのである。しかし、神谷刑事部長の邪(よこしま)な行政手法は、当時の高松地検三井環次席検事によって打ち砕かれたのである。ナンバーワンの綾順二坂出支部長・坂出土建工業社長が逮捕された裏には、このような人間模様が横たわっていたのである。

鉄パイプ襲撃直前の本紙記事、

「大川町の発砲事件は、なぜ、起こったのか池田県議と熊谷組の癒着は長い」が引き金である。

■ 盛力会長から、空手選手権の招待
 
しばらく忘れていた、戦う男の熱気を久しぶりに味わうことになった。

というのも、亜細亜武道連盟の盛力会長から、
白蓮会館杉原正康館長が主催する『白蓮会館・2004カラテオリンピック世界空手道選手権大会』に家族が招待されたからである。

開催日が、五代目山口組渡辺芳則組長を若林組長ら共々に使用者責任で提訴していた頃の昨年十一月二十一日で、会場が大阪府立体育館ということもあって、最初の頃は、若林組広沢らの手配で拉致されるかもという心配もいくらかはしていた。

 しかし、その心配は全く無用であった。

盛力会長の会場での影響力が肌身に感じたからである。

どさくさに紛れて若林組から危害や拉致されるかもという疑いを一瞬でも持ったことを恥じるこの頃である。

本紙川上にとって、昨年の後半は大きな節目になったことは間違いない。

正面の来賓席に、大会名誉顧問として甲陽運輸の田岡満社長が座っていた。

田岡氏は、神道自然流・小西康裕宗家から空手の手ほどきを受けていたことからすれば、本紙川上と武道では同門である。

小西宗家は、高松出身の武道家で、空手家の船越義珍先生と親交があり、その縁で極真空手の大山倍達先生とも知り合いである。

本紙川上も小西宗家のお供で、神宮で開催された世界大会に二度出席したことがある。

また、香川県にとっても深い縁がある中国の、嵩山少林寺第32代武僧、少林乃星功夫館・釋行宇館主を紹介された。

 今年は何かが変わる、盛力健児会長に期待したい。



■ 官製談合のルーツは、知事選挙に
    つぼみ、水本建設の横暴、陰に泉出納帳か

 
昨年の本紙11月号、

「真鍋知事の人事が、官製談合を助長する 水本県議、指名業者選定で県職員と結託」の取材を進めていくうち、意外な人物に出くわした。 泉浩二出納長の存在である。

当初、本紙は、真鍋知事の隠密な指令(人様に知られたくない内容)については、川北副知事が担当していると思いこんでいたので、ここで認識を修正したい。

意外なとは、本紙川上にとって、泉出納長は協力的で、友好関係にあると錯覚していたこと。

もういちど、平成十年夏の知事選挙当時を思い起こしてみる。

自民党議員団は、都村議員会長を正式に知事候補として決めていた。

ところが、飯山町出身の大西末広県議が、同じ町出身で、農水事務次官の経験がある鶴岡俊彦氏に知事候補を打診した。鶴岡氏はそれを受けずに三木町出身で農水省では後輩の真鍋武紀氏にその役を回した。選挙資金や選挙活動は鶴岡グループ挙げて応援することにした。日本ハムの資金提供、香川県JA・農協の選挙運動活動がそれを指す。

大西末広県議と水本勝則県議は同じ綾歌郡選挙区である。青年団では、大西県議、水本県議、それに、真鍋知事誕生の第一功労者と自ら豪語している三木町石原收町長も仲間である。

ここで、もう一度泉浩二出納長を検証する。

三木町の石原收町長の妹が、泉出納長の妻であるから、泉氏は石原町長からすれば義理の弟ということになる。

泉浩二出納長誕生の裏話。

県議会では反対者も多かったが、真鍋知事の出納帳ポストは泉で、という強い要求によって、やっと出納長に泉氏が納まったようだ。

なぜ、つぼみ建設が公共工事の受注を繰り返すことができるのか。

それも談合成立や、談合の話し合いが不調であれば叩き合いのダンピング受注である。

この異常な状況を許すのは、官製側の協力が絶対不可欠で、本紙の調査によっても業者の指名回数が他の業者に比べ、異常な数に上っている。

この異常なつぼみ建設と県行政との特別な関係を業界では「触らぬ神に祟りなし」というらしい。

つぼみ建設に逆らえば、発注者から指名されなくなる、という心配、それにつぼみ建設の川西徹社長には、暴力団親和会が付いている、という不安である。

 現実に本紙も親和会のS幹部から、「同じ国分寺町の出身で、同級生やからよろしく」と挨拶されたこともある。

このようなことを総合的に考えれば、つぼみ建設や、水本建設の横暴はうなずける。

行政の公平さを取り戻すためには真鍋知事の退任しかない。



■ 真鍋知事の退任を求める
    虚偽表示は、香川県の専売特許か

 
真鍋知事グループに激震が続いている。

農水事務次官の経験を持つ鶴岡一派であるから鶴岡グループと言えないこともないが、香川県下の改革を集中的に進める上で、あえて真鍋グループと表現する。

平成十二年七月、中四国農政局が香川県にカワイの虚偽表示の通報を指導したが県は通報内容をそのままカワイに知らせた。その一年後の七月、カワイの虚偽表示が高松三越で発覚した。

香川県イコール虚偽表示という、香川県と虚偽表示は切っても切れない因縁が、このカワイの虚偽表示から始まったと言っても過言ではない。   

真鍋武紀氏が香川県知事になってから、香川の先人たちが築き上げてきた香川ブランドが、音を立てて崩れ去るような状況下であるまいか。

原因は、真鍋知事の取り巻きという一握りのグループが、県民不在の行政を推し進めているからである。

その行政テクニックは、農水省という舞台で培った、補助金バラまきという「打ち出の小槌」を悪用しての行政手法で、BSE問題は、まさに香川発の大事件である。

平成十三年のカワイの虚偽表示が世間に発覚して三年以上経った今も後遺症を引きずっている。今年に入ってからも、次のような記事を目にした。

@「国産牛肉買い上げ事業をめぐる食肉偽装事件で、浅田満被告から補助金をだまし取られた全肉連が、浅田被告を刑事告訴しなかったことを不服として、福岡県食肉事業協同組合連合会が、この三月に全肉連を脱退する」

A「浅田グループは不正受給した補助金約一〇億円について、全肉連を通じて返還したと、農水省が発表」

農水省職員からの投書によれば、

「鶴岡俊彦元事務次官と真鍋武紀香川県知事を、農水省への影響外に排除しなければ補助金絡みの不正は無くならない」とある。

この投書内容を踏まえて、@、Aの記事を見ると、鶴岡元農水事務次官、元農水審議官の真鍋香川県知事、大社全肉連元会長、浅田被告の深い結束が読み取れる。



■ 高松高検検事長に鈴木氏が着任
 
 高松高検の鈴木芳夫検事長が着任記者会見で、

「国民の視点に立った、国民が納得できる検察を目指したい」「安全で平穏な国民生活の基盤である法秩序の維持に一層努めていきたい」と、抱負を語った。本紙も期待したい。

東京都出身で中央大学法学部卒。最高検総務部長、福岡地検検事正などを歴任し、〇三年九月から横浜地検検事正を務めていた。



■ 豊島・直島の不審な出来事
    いずれ大事故に発展か


 いったい香川はどうなっているのか。

一年前の一月十三日未明、直島町の山林で山火事があり一二〇fを焼失した。その内三菱マテリアル所有の土地は八〇lである。

火災発生の十三日には公務で韓国ソウルに出張であったが、急遽帰国した。出火原因は県・森林組合による植栽作業中の「たばこの投げ捨て」であったが、香川県警への知事の圧力か、未だに原因は発表されていない。

04年1月27日付四国新聞

「直島・豊島産廃中間処理施設の小爆発」

「作業再開のめど立たず」

(2月から11月までは略)

04年12月16日付四国新聞

先月十五日、豊島産業廃棄物を処理する中間処理施設(直島町)で溶融炉の関連装置が破損し、補修のため溶融炉二基を十六日から順に五日間ずつ停止した。

04年12月18日付四国新聞

「豊島・産廃現場

基準超のダイオキシン

今秋以降2回目

沈砂地2カ所から」

昨年の初めから終わりまで、豊島・直島についての記事である。

04年3月号の本紙に、

「クボタ製造の産廃溶融炉は欠陥施設か

予算満額の随意契約は脱税の温床」と、見出しした特報がある。真鍋知事の三菱マテリアルとの癒着関係が取り返しの付かないことになるのか。

直島には核燃料廃棄物はいらない。



■ 創刊13周年の挨拶
 
この一月五日が四国タイムズを創刊して十三回目の誕生日です。

昨年は、私にとって大変意義深い年で、やっと今年は成果の節目を迎えられそうです。

迎春とは正にこのような気持ちではないかとさえ感じます。

振り返って平成四年一月五日号から、よくもマァー、これだけ社会的地位のある方の批判記事を掲載してきたものだと、我ながら呆れるほどです。そのきっかけは、

香川銀行の大林会長、小川専務については、浜中博美氏からで、伊達病院でした。

真鍋知事、田代弁護士は、西岡建明氏で、自宅でした。

直島・寺島の三菱マテリアルや劣化ウラン廃棄については、兼元徳二氏からで、中央病院でした。

なぜか三人とも、亡くなる前に、ベットの上で私の手を握りしめて、まるで遺言を託されたような状況です。

私も遺言の真意を汲み取り、今後も四国タイムズという公器で応えようと思います。

本紙は、「郷土香川を愛するが故に敢えて苦言を呈す」という考えを基に、

創刊時から掲げている、県政の目付役「我がペンは、ひるまず・おくせず・まっすぐに」の初心を忘れないよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。

平成十七年元旦

四国タイムズ 川上道大





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